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椛「あら、ちょうどよかったわ。今出来たんだけど…食べる？」
葵唯「うん、食べる。でもすごいね…私こんな器用なこと出来ないし」
千晴「形が綺麗なのは椛なんだけど…半分くらいある汚い方は、私のなんだ」
葵唯「十分だと思うよ？じゃ、私が千晴の作ったやつ食べようかな」
陽向「じゃ私椛の！どっちのも美味しそうだからいいんだけどね！」
凄くうれしそうに、陽向は言ってくれた。
何か…私も、凄くうれしいかも。
そういえば…昨日私、葵唯のこと怒らせちゃったかなって思ったんだけど…よかった、変わりないみたいで。
葵唯「そういえば、ロビーで川村くんと藤原くん寝てたけど…起こさなくていいの？」
椛「あ、そうだったわね…」
北人「それなら心配ないよ！今慎が起こしてる」
私達が話している中に、ちょうどいいタイミングで吉野くんがやって来た。
千晴「そっか…それならよかった」
北人「うん。あ、今日も美味しそうだね」
陽向「だよね！何か私も早く食べたいや」
陽向ってば凄くノリノリだ。
よっぽどお腹空かせてたのかな？
壱馬「あーよく寝たわ…」
樹「眠い…」
慎「ていうかお前たち、何であんな場所で寝てたわけ」
後から、残りの3人もやって来た。
何か、よかった。自然と皆が集まってくれて。
壱馬「んー…何か、帰って来てから樹といろいろ話してたんやけど、途中で眠くなってなぁ」
樹「んで、結果的に寝ちゃったわけなんだけど…毛布、誰かかけてくれた？」
藤原くんが、私達全員を見渡しながら聞いた。
もう目は覚めてるのか、あまり眠そうではなかった。
…何か、名乗り出るのは、ちょっと出辛い。
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作者名：桜花 | 作成日時：2021年5月31日 0時
