ブルースター４ (ページ13)

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壱馬「あれ…」

川村くんだった。
制服を着て、食堂内をキョロキョロと見渡していた。

制服ってことは…部活、かな？

壱馬「なぁ、樹は？」

そして、私達に聞いてきた。

椛「…あたしは一度も見てないけど」

千晴「…私も、全然」

壱馬「あれ？確か今日はあいつも部活やったんやけどな…先に行きよったかな」

藤原くんも…部活、なんだ。
忙しそうだよね…。

でもそんな時だった。

樹「おぉ、壱馬。先に来てたんだ」

川村くんの後ろから、制服を着た藤原くんがやって来た。

壱馬「あぁ、何や。珍しくお前のが後やったわけや」

樹「ちょっと手こずったんだよね。制服のボタン、間違えてずれてたし」

壱馬「うわ…珍しい失敗やなお前にしては」

樹「まぁね…あれ、2人はいるじゃん。はよ」

川村くんと話していた藤原くんだったけど、私と椛の存在に気付いて、すぐに挨拶をしてくれた。

千晴「あっ、おはよ」

椛「おはよ…パン、食べるの？」

樹「いるいる。学校持って行くから」

そう言いながらも、藤原くんは私達の前までパンを取りに来た。
…学校で食べるんだ。

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