ブルースター４ (ページ12)

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ep.24 休日はゆっくり起きて朝食にパンを食べ部活がある人は部活に行ったりで夕飯はオムライスページ12

* 千晴 side

次の日は、休日だった。
だからか朝は皆ゆっくりで、私が食堂に向かったのも、8時を過ぎだ頃だった。

＊

椛「あら、千晴。おはよ」

食堂に行くと、そこにはもう椛がいた。
昨日買っておいたパンを食べながら、挨拶をしてくれた。
休日は、澤本先輩の朝食が出ないもんね…。
先輩の作るごはんって、美味しいから私は好きだな。

千晴「おはよ…他は？」

私も椛の隣に座って、テーブルの上に置かれているパンを手に取った。
昨日の買い出しの人が、適当に買ってきてくれてて、それを適当に食べるって言うのが私達の休日の朝食。
だから、ほとんどがパンなんだけどね。…もう少し料理の腕を上げれたら、私も作ろうかなって考えてるんだけど。

椛「陽向はもちろん寝てるだろうけど、葵唯は知らないわ」

千晴「そっか…」

葵唯って、謎めいたことが多いから…仕方ないかな。

椛「男子の方はどうなんでしょうね…あたしもさっぱりだわ」

千晴「干渉する必要もないもんね…」

パンをのんびりと食べながら、私と椛は話していた。
テレビはここにはないから、本当に静かな空間になっていた。
テレビがあるのは…唯一、ロビーだけかな。
1階にある大きな部屋にもあるみたいだけど、何でか皆はあんまり使っていない。…理由は、私にも分からないけど。
ドラマとかは基本的に皆見ないみたいだから、自然な形なのかな。

その時、食堂の入口から足音が聞こえた。
私も椛も、咄嗟にそっちを見た。

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