ブルースター３ (ページ5)

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葵唯「ていうか、私なんか怒ったらどうなるんだろ？」

陽向「あ、すっごい怖そう！」

葵唯「…陽向？今、なんて言ったの？」

陽向「じょ、冗談冗談！」

…葵唯も、怒ったら怖そうだね。

北人「終わったー！あれ、壱馬もう終わったの？」

教室に、吉野くんが嬉しそうに笑って入って来た。
嬉しそうなのは、一仕事終えたからかな。

樹「あれ…本当だ。随分早い」

慎「どうりでいないと思った」

続いて、藤原くんと長谷川くんも帰って来た。

壱馬「お前等は遅すぎんねん…でもまぁ、俺の場合自分の担当分終わったらさっさと帰って来たから？」

北人「うわ…僕等それ以外にも頑張ってんのに」

壱馬「馬鹿正直すぎんねんお前等は」

慎「ずるい奴…」

樹「…まぁ、終わったから別にいいけど。で、全員揃ってるってことは…何か話？」

私達女子を見渡して、藤原くんが言った。
今は本当に、教室内には私達しかいない。
だからこそ、気づいてくれたのかな。

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