ブルースター３ (ページ40)

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学校内ではいつも通りの日々が過ぎて、あっという間にお昼休みがやって来た。
私達はいつも通り、教室から少し離れた講義室で昼食を取っていた。
もちろん、8人で。

陽向「そういえば、ここ一週間瀬口くん見ないね」

壱馬「清々する半面、嫌に気になって気持ち悪いわ」

足を組みながら、川村くんは言った。
すごく顔に出るんだよね、川村くんって…今も、すごく嫌そうな顔をしてたから。
お昼の、食堂で買ったおにぎりを食べながら。
乱暴に食べてるけど…早い。もう、ほとんど終わりだ。川村くんだけじゃなく、男の子達は4人とも。
私なんて、まだ食べ始めたばっかりなのに…。

慎「どっかでサボってるだけかも」

椛「あたしもそう思うけど…」

葵唯「私も同感」

北人「僕もかな…」

樹「…だといいけど」

壱馬「…どしたん樹」

いつもの藤原くんと様子が違うのは、私も感じ取れた。
でも真っ先に、川村くんが言った。
だって、いつもだったら…もっとはっきりした意見を言うはずなんだけど…。

樹「ん？」

陽向「私も思った…何か、悩みごと？」

樹「はい？…何してんの、お前たち」

じーっと、皆して藤原くんを見ていた。
…私も、そのうちの一人なんだけど。

慎「…何か、瀬口の話した途端にいつもの樹じゃなくなったから」

全ての理由を、長谷川くんが説明した。
それも、一言で大事なところをちゃんと言えてる。

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