ブルースター３ (ページ34)

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樹「…でもまぁ、その通りかな」

葵唯「はーい、私もー」

陽向「…って、あれ!?何で葵唯…戻ったんじゃ…」

いつの間にか、藤原くんの隣に葵唯がいた。
何か元気に、手を挙げて。
もちろん私は驚いて思わず聞いちゃったけど、椛とか千晴も、呆然として葵唯を見ていた。

葵唯「ちゃんとつけて戻って来た。にしても先輩ってカッコいいね」

で、さらっと言っちゃったし…。
つけて戻って来たって…あ、あれか。
吉野くんや川村くん、長谷川くんは「何をつけて？」みたいな顔してるけど…言えないもんね。
あれ。でも藤原くんは…知ってるの？何も反応を示さないけど…。

壱馬「…まぁ、決まりやな」

千晴「…何、が？」

樹「…この寮で、やっていくってこと。誰ももう、文句はないはず」

椛「そうね…」

椛でさえも、笑顔を見せてる。
やっぱり皆、先輩の人間性に惹かれたんだね。

何か…知らないけど、まとまった気がする。
私達8人の気持ちが…ひとつに。

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