ブルースター３ (ページ3)

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壱馬「あーねみー…って、お前等まだいたんや？」

私達4人しかいなくなった教室に、川村くんが入って来た。

葵唯「…あんた達を待ってたんだけど？」

同時に、葵唯の怒りのオーラが凄くなる…。
少なくとも、私と陽向はそんな葵唯に何も言えなかった。
特に陽向の場合は…とばっちりを受けるのが嫌なんだろうね。

壱馬「俺等？俺等は全員宮本に呼び出しくらってて、用事を何か頼まれて…」

椛「宮本って…川村くん、何も起こらなかったの？」

壱馬「大丈夫。怒りは抑えた…とは言っても、樹に止められたんやけど。…んでまぁ、俺が一番に終わったんかな。そのうち全員帰って来ると思うんやけど…何の相談や？」

川村くんにしては、少し意外だった。
全部、ちゃんと説明してくれた。
でも…やっぱり、少しは暴れそうになったんだね。

葵唯「今日の晩ご飯…買い出しとか、どうするか」

壱馬「あぁ…それか。確かに相談しないとやな…」

すぐに事情を理解して、川村くんは自分の席に向かって行った。
そして、座った。…鞄は机に置いてあるから、いつでも部活行く気満々、かな？

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