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陽向「じゃ、私はお風呂でも掃除してこようかな…川村くん、多分疲れて帰って来るよね？」
北人「…そう思うけど」
陽向「じゃ、今のうちにやっておこーっと。川村くんを見返してやる！」
そう言って、陽向は軽々しく立ちあがってお風呂場へと向かって行った。
…何かあの子、ご機嫌？
北人「…僕等、どうしよっか。料理、手伝う？」
葵唯「部屋…戻る？」
慎「…」
買いだし組だった私達に、選択の時が。
料理を手伝うか、そのまま部屋に戻るか…。
悪いけど、お風呂掃除は…パス。ごめんね、陽向。
でもあの子はノリノリだったし、大丈夫なのは確かだよ。
慎「…何か、声…きこえない？」
葵唯「え？」
北人「…どこから？」
慎「……キッチン、っぽい」
そっと、私と吉野くんは耳を澄ましてみた。
「あ、あれ？こっちじゃなかったの？」
「…少々ってどういう意味？」
…長谷川くん、耳いいね。
確かに聞こえてきたよ、何だか危うい会話が。
北人「…行ってみよっか？」
葵唯「…私、足手まといになるだけだと思うんだけど」
慎「…とりあえず、の話」
スッと椅子から立ちあがった長谷川くんが、真っ先にキッチンに向かって歩き始めた。
私と吉野くんは一度顔を合わせたあと、長谷川くんの後を追って歩き始めた。
なんだか…惨状が、予測されるかも。
…私の場合より、マシっぽいけど。
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ep.18 初カレー作りに苦戦しつつ皆と協力して作った夕食の最中に1番の問題児が梅寮に仲間入り→←��
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作者名：桜花 | 作成日時：2021年5月23日 13時
