ブルースター (ページ28)

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夏輝「はーいはい。言い争いは終わりにして。そろそろ12時ですよ？」

椛「あら、もうそんな時間？」

壱馬「え？まだなんじゃないん？」

樹「お前どんだけ時間の感覚おかしいの」

北人「僕も眠いし…寝るかな」

壱馬「あぁ、おこちゃまはそうしてろや。俺はまだ寝へん」

北人「…はい？」

吉野くんの声が、一瞬低くなった。

わぁ、怖い。

慎「…俺も、部屋戻る」

樹「…俺もそうしよっと」

そう言って、2人は席を立った。

そしてそのまま何も言わないで、自分の部屋へと戻った。

夏輝「…女性陣の皆さんは、戻らないんですか？」

千晴「あ、戻ります」

葵唯「…私も戻る」

陽向「じゃあ私もー」

椛「そうね…」

私達4人は、部屋に戻るべく立ち上がった。

未だにロビーで睨みあいを続けている吉野くんと川村くんを放ったままにして。

後は、澤本先輩が何とかしてくれるでしょ。

＊

次の日、朝6時。

私達は、昨日集まっていたロビーに今日も集まっていた。

…数人を、除いては。

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