追われています。【文豪ストレイドッグス】

【番外編】相棒からの頼み事 5 ページ27

A side

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無事にボスを倒し(疾風が)

無事に復讐を終わらせ(疾風が)

無事にポートマフィアを抜け(疾風が)

無事に入社試験に合格し(疾風が)

探偵社に入社した！！(疾風が)


疾風しか活躍してない…

とりあえず、

『なんでまた私の部下なの！？』

疾風「知らないよ！」

『あーみんなに挨拶行こか。』

疾風「うん！」

『元気だね』←

みんなに挨拶して回った。
此奴絶対前職当て強いな…ちょっと誤魔化してもらわないと。
面白くないし。

最後は太宰さんじゃぁぁぁあ！！

『太宰さん！』

太「どうしたの？」

『疾風が挨拶したいって。…でも知り合いでしょ？二人とも。』

疾風「うん。…Aについて行くと二回に一回会う人ってイメージがあるよ。」

『必ずなのは中也だね。絶対に1日に1回は会う。』

太「久しぶりだね、疾風君。」

疾風「お久しぶりです。これからよろしくお願いします。」

『敬語珍しい』

疾風「太宰さんの方が立場上だったし。」

『私も立場上だよ、疾風より。』

疾風「Aは別だよ。」

『酷い。』

太「ふふ。」

酷い。
直属の上司に敬語使わないって…！
中也も芥川も敬語使ってんじゃん！

『はぁ…疾風。』

疾風「？」

『私がこの前行った言葉、覚えてる？』

疾風「勿論」

『‘‘人を救う側になれ。その方が幾分か素敵だ’’』

太「！！」

『一緒に人を救う側になろう。私の友人や疾風の家族、友人たちに胸を張れる人になろう。』

疾風「うん！」

太「……」


乱「Aー！太宰ー！疾風君ー！写真撮るから早く来てー！」

太「…行こうか。」

『ほら、疾風』

疾風「…はい！！」

パシャ


入社おめでとう！
これからもよろしくね、疾風！！


〜おまけ〜

太「Aちゃん」

『なんですか？』

太「何故、織田作の言葉を知っていたんだい？」

『…私が入ったばかりの頃、織田作は同僚で友達でした。』

太「！」

『私が幹部になった後も、織田作は手紙をくれました。』

太「彼がしそうな事だね。」

『…彼からの最後の手紙に、書いてあったんです。』

太「…私も同じことを言われたよ。だから武装探偵社に入ったんだ。」

『そうなんですね。』

太「私も、胸を張れる人になりたいと思っているよ。」

『…なりましょう。織田作に胸を張れる人に！』

太「うん。」

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