彼女は神様 : 狐 ページ2
例えば。人外と謂う物を信じるか否かと問われた場合、私は迷い無く信じるというでしょう。理由を挙げるならば単純。私の知合いに神様が居るからです。
「あーもー！何でこのゲームこんな難しいの！」
…全くらしく在りませんが。
「何のゲームしてはるんですか」
知合いなんて言いましたが、その実彼女は私の恋人でも有ります。
「山羊シュミレーター！」
「其れ全く上手い事やる必要の無いゲームですね。難しいのは否定しませんけど」
彼女曰く、彼女自身が存在する為には私の信仰心が必要らしく。
だからこそ、存在を曖昧だと思っていた頃に出逢った彼女の存在はとても薄かったものです。
彼女は時折、哀しそうに目を伏せます。其れがどうしてか、私は知っているのですが何も言えないままです。其れは詰まり、私と彼女に流れる時間は等しくないという事にままならないでしょうから。
「Aさん」
「なぁにー？」
「好きです」
そう言うと、また彼女は哀しそうな目をしますが、それでも私は心から思うのです。
「…私も」
「何時か…置いて行ってしまう事を、赦して下さいね」
「大丈夫だよ、させないから」
彼女が言う大丈夫はどういう意味なのか。私には未だ分かりませんが、彼女が笑ってくれるなら、どういう意味であれど良いと思ってしまうのは、恋人馬鹿とでも言う物でしょうか？
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蒼桜(プロフ) - ななしさん» 御返事大変遅くなりました。実に丁寧なお褒めの言葉、有難う御座います。私の書いた作品を気に入って頂けて何よりです。年が明けまして、依然より亀の様な更新となると思われますが、何卒御贔屓にして頂ければ幸いです。 (2017年1月6日 6時) (
レス) id: ee0d8b7d6e (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 貴方様の書く小説がじわりじわりと伸びて来て嬉しく思います。とても読みやすく、それでいて目が滑らない…。シンプルであっさりとした文章の構成がとてもお気に入りです。これからもゆっくりで良いので更新して頂けると大変嬉しく思います。(要約。頑張って下さい (2016年12月28日 22時) (レス) id: d27ded24cf (このIDを非表示/違反報告)
蒼桜(プロフ) - 瀬永さん» 御丁寧に有難う御座います。長編等も目を通して頂けている様で、有難い次第です。是非､心行く迄御付き合い下さいね。 (2016年5月31日 20時) (レス) id: c75b2e65f9 (このIDを非表示/違反報告)
瀬永 - コメント失礼します。 蒼桜さんの書かれる湯豆腐が本当に素敵で大好きです。狐さんの方の小説も読ませていただいてます。無理のないペースで、更新楽しみに待ってます！ (2016年5月31日 20時) (レス) id: 76f2a8e3f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼桜 | 作成日時：2016年5月23日 2時
