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kwmr side
高尾山に無事到着。
休日なので、割と家族連れが多い。
登山コースどこがいい？と福良にきかれて、少し戸惑う。
最近は全く運動してなかったし、ちょっと体を動かしたい。そういえば、この山って確か吊り橋のあるコースがあったはずだ。
「吊り橋コースにしようよ」
「いいよ、吊り橋効果感じにいこっか」
「ここのじゃ無理でしょ」
軽口をたたきつつ、リフトに乗って登山コースへ向かう。
たかが高尾山だし、となめていたが、ここ数日デスクワークばかりだった俺の体にはかなり効いた。
時計を見ていた福良が、ちょっと時間あるから神社まで行きたい、と言い出す。
体的には辛いけど、福良の願いなら聞かなければならない。マスト。
神社に立ち寄り、二人で願叶輪潜を潜ったり、写真をとったり。福良はお賽銭投げてから、真剣な表情で暫く何かを祈っていた。
「河村ー、なに見てるの」
「や、それより福良は何をそんなに願ってたの？」
軽口のつもりだったのだが、福良は耳まで真っ赤になってしまった。それはそれでかわいい。
「ほら、時間ないからいくよ！」
,,,時間？
少し引っかかったが、瞬間福良に袖を引っ張られて来た道を戻った。
その後も順調に山頂へ向かう。久しぶりの自然界、満喫できた気がする。こんな山も都会もあるなんて、東京やばいな。
「わ、着いたよ河村！」
引っ張られるまま山頂の柵へ向かう。割と遅い時間だからか、ほとんど人はいない。遠くの山の木々が小さくて、なんだか巨人になった気分である。
「,,,ひっろ」
「ね、めっちゃ広いよね」
「なんか、悩みとかどーでもよくなるかも」
「,,,河村疲れてる？」
「かなり,,,でも、なんか元気になった」
登山だけではない。最近は気苦労も多く、なにかとストレスに感じたり悩んだりすることが多かった。
でも、恋人と二人でここまで来て、何かが吹っ切れた気がした。
「,,,がと」
「え？」
「連れてきてくれて、ありがと」
恋人は一瞬驚いたようだった。そして、にこっと笑う。
「どういたしまして」
傾きかけた太陽に照らされて、恋人はとても綺麗だった。
暫く山頂の景色を眺めてから、福良が口を開く。
「それじゃあ、中腹のテラスでご飯食べて帰ろっか,,,もうすぐだし」
「え、もうすぐって何が？」
「んあ、こっちの話。ほら、いこ」
一抹の違和感を感じつつ、僕らは下山に入った。
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颯楓(プロフ) - すみれさん» ありがとうございます!!!良かったです♪いやぁqkの尊みは深さを知りませんね() (2020年6月4日 18時) (
レス) id: 0a39adce2c (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - んんんんんなぁぁあ！！！尊いが溢れております、、うわぁぁ、、尊み謙信です、、 (2020年6月4日 17時) (レス) id: 9585eb17bb (このIDを非表示/違反報告)
颯楓(プロフ) - すみれさん» ありがとうますっっっ!!!お待たせしてしまって申し訳ないです,,,続き執筆中ですので今しばらくお待ちをΣｂ( ｀・ω・´) (2020年6月2日 16時) (レス) id: 0a39adce2c (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - ぬうううぁぁあ！！好きです！！すごく！！続き楽しみにしてます…！ (2020年6月2日 5時) (レス) id: 9585eb17bb (このIDを非表示/違反報告)
颯楓(プロフ) - まままさん» おおあ良かった！とんでもないです、喜んで頂けて何よりですっ!!!いいですよね,,,重い話,,, (2020年5月29日 20時) (レス) id: 0a39adce2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：颯楓 | 作成日時：2020年5月18日 20時
