最恐の女海賊 (ページ6)

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episode4 ページ6

カンッ！コンッ！…ボゴッ！！

『っ！いったあああいいいいい～～』

禅「はっ！まだまだだな～」

『むぅぅ～～！もう！ちょっとだけミスっちゃっただけだもん！！

もう1回！！次は勝てるもん！！！』

禅「アッハハハハハ！んな、涙目のやつに負けっかよ！！」

『ゼンだって！ゼンだって！！前まで泣いてたくせーに！！』

あらあら、Aったらあっかんべ～までしちゃって。そんなんだと、禅くんに

禅「なんだと！！まてこら！！！」

ほーら、言わんこっちゃない鬼ごっこが始まっちゃいました。
Aは懲りずにキャッキャ、キャッキャはしゃいじゃって。

ガラッ
要「ただいま～」

『あっ！カナメっ！お帰りなさい！！』

要「…なにお前、また禅怒らせてんのかよ」

『ん？ちがうよ！鬼ごっこ！ゼンが鬼なの～』

禅「ああん？？てめぇーが！！」

要「おおおい！おめえら、広間に全員集まれ」

『なになに？お土産があるの！？』

キラキラした目でみても、お土産なんて出てくることないのに。ほら、禅くんにアホか！なんていってチョップされちゃって

きっと大事なお話しなんですね？要さん。

要「よーし。全員揃ったな！んじゃ、耳ん中かっぽじってよーく聞けよ。

明後日辺りに、この国に天竜人がくる。」

「「「「！！！！！？？」」」」

要「よーし、落ち着けてめえら！！

いいか、絶対に下町なんかにいっちゃあならねえ！あいつらが帰るまでこの山から絶対におりんなよ。
誰1人、下町に行くんじゃねえ！」

「カナメは？カナメも一緒にいてくれるんだよね？？？」

要「…俺は、明日から海軍のとこに行かなきゃいけねえ。悪いがお前らと一緒に居られない。」

「なんで！？なんで、やだよお！！」
「カナメも、一緒にっっ、(ヒック」

禅「…戻ってくるんだろ？」

要「当たり前。必ず戻るから、お前らも何泣いてやがんだ！あん？笑え！！」

「だって、天竜人だよ！？怖いよ。」

要「…必ず、戻っから、いつも通りに過ごしゃーい！大丈夫だ！(ニコッ

よし！じゃあ、今から川に行って魚食いまくるぞっ！！用意しろ～」

そうですよね。天竜人なんて、それに要さんが居ないなんて、不安でいっぱい。

でも、最後にはちゃんといつも通りの要さん。
さすがですね！みんなもう笑顔でいっぱい！
…うーん、2人だけ不安そうな顔しちゃって、
要さんはきっと戻ってきます！いつも通りになるから。ね？笑って？そんな顔しちゃだめよ？