永遠にさ迷うか?2 ページ47
ーーー翌朝ーーー
『……ん』
朝になりAは目を覚ました……
ぼんやりとした頭で昨夜の記憶を辿る……
あぁ…そうだ…昨日寝る前に、あの二人が変な事を……
思い出して顔が熱くなり、手で顔を覆うと腕を動かす。
ん……?なんか…身動きが取りにくい…
不信に思ったAが顔を上げると……
『はっ……!?』
そこには悔しいくらいに整った顔で、朝日を受けキラキラと輝くように寝ていた萩原がいた。
彼と知った後に気付いたのは、自分の頭には枕ではなく萩原の腕があり、もう反対側の腕はAを守るように腰に置かれていた。
頭の中が真っ白になり、言葉が出てこず口をパクパクさせていると、目の前の萩原がピクっと動き出した……
「ん…んん〜っ…あ、Aちゃんおはよ。」
寝起きとは思えないくらいの爽やかフェイスにAは口を開いたまま固まる。
「昨夜約束した通り、君の夢の中まで会いに行ったんだ…」
そう言って萩原はAの髪を一房取り、その髪に優しくキスをする。
「だけど上手く行けなかったから、こうして近くに入れば行けるかなって…ねぇ、Aちゃん…夢の中の続きをしようか…?」
『へ?』
ほおけた表情をしていれば、萩原はAの頬を優しく撫でながら、彼女の顎を持ちクイッと上げる。
「おはようのキスをね……」
そう楽しそうに微笑んだ萩原の顔が近付いてきた…
ギャァァァァァァァァァ!!!!
バァァァァァァァン!!!!
ギャァァァァァァァァァ!!!!(2回目)
バタバタバタ!!
ドゴッッ!!!
皆様おはようございます…Aです…
今、何が起こったのか順に説明していきましょう……
朝起きたらなんでか知らないけれど、萩原が横で寝てました…
それだけで充分驚きなのに、彼は何かペラペラ話した後、私にキスしようとしました…
ここで私が色気なんて母のお腹に忘れてきたかのような悲鳴を上げました。
そしてその悲鳴を聞きつけ部屋に乱入してきたのは松田です。
いきなり部屋に来た松田に、この勘違いされそうな状況にビビった私は2回目の悲鳴を上げました。
そして私の悲鳴を聞きつけた隣の部屋の伊達さんとナタリーさんが駆けつけて来ました。
二人が部屋に入って来た瞬間、室内では松田が萩原に華麗なボディーブローを決めていたところでした……
そして現在……
ナ「…で?」
松「死ぬ前の言葉くらい聞いてやる…」
萩「あの…ほんと…すみません…」
萩原、お説教タイムです…
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九実(プロフ) - 淋さん» 伊達さんにとっては驚きでしょうねw再開した時が楽しみですw!!次ではいよいよ映画ストーリーですよ! (2019年7月14日 0時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - 遂にきた…異次元の狙撃手!!そして帰国後には……フフフ……楽しみすぎるwwそして萩原、夢主ちゃんに助けてられたな……それに降谷と赤井のことを聞いた伊達さんの反応好きww (2019年7月14日 0時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - ノンちゃんさん» 続編は下書き中です!!時間になったら解放しますので、その時はよろしくお願いします!! (2019年7月13日 3時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
ノンちゃん(プロフ) - 続編は、下書き中ですか?何時かの更新を楽しみに待ってます。体調には、気をつけて、無理しないで下さいね。 (2019年7月13日 0時) (レス) id: bf7d4277de (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - kzさん» 松田は確信犯、夢主は多分気づいてないでしょうねwそこが松田のむっつりスケベなところですなw (2019年7月11日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九実 | 作成日時:2019年6月2日 18時