愛か友情か…それとも復讐か

再開編14 ページ42

Aはその言葉に瞳を潤ませながら微笑む。


『私を許してくれるの？』

「あぁ…もちろんだ」

『貴方の傍にいていいの？』

「あぁ…傍にいて欲しい」

『赤井…』

「ん？」

『愛してるわ…』

「A……I will protect you forever.」

『ふふっ…約束してね…』


楽しそうに笑って言えば、赤井は少し目を見開いた後Aを抱きしめキスをする。
だが、そのキスは軽いものではなく、深く絡み合う物だった。


『んっ！んっ！』

「っ！…はぁ…これじゃ格好つかないな…」

『…え？』

「君が微笑むだけで俺は嬉しいんだ。」

『何それ…変なの！ふふふ！』


その瞬間、Aの太ももら辺に何か硬い物が当たる…


『あれ？何か………………っ！！！！？』

「……」

『……』

「……ﾌｯ」

『さ、さぁ！もう起き「まぁそう焦るな」

『あ、赤井…』

「昨日は少々手荒くしてしまったからな。」

『少々！？あれが少々なの！？』

「今度は優しくしよう。」

『優しいのは嬉しいけど、今度でよくない！？
私もう体力が…』

「No problem」

『大ありだわ！！！』

「A、愛している…君は？」

『え…？な、何よいきなり…私も愛してる…よ？』

「ならいいな！」

『まっ…！んんんんっ！！！』


その後、欲を抑えられなかった赤井に優ーーーしく愛されました……









時が経ち二人がやって来たのはとあるお墓……
花を生け、赤井とAは並んで墓標を見つめる…


『…ここに明美が眠っているのよね…』

「…あぁ」


Aは赤井に頼んで連れて来て貰ったのは親友のお墓だった…


『…私には会う資格なんて無いと思っていたの…彼女を救えないどころか、親友の恋人を好きになるなんて…私はどう顔向けしたらいいのか、怖くて来れなかったの…』


Aの言葉を赤井は黙って聞いていた…


『でも、貴方と共にいる事を決めたから…だから…明美にちゃんと話したくて…』


そう言って彼女は墓標に触れ俯く……


『ごめんね明美…私を許して欲しい…』







ーー「バカね……」ーー




『……え？』


突然優しく吹いた風と共に声が聞こえた気がした……
Aは驚いて顔を上げるが、その声の主の姿は見当たらない…


『気の所為…？まさかね…』





ーー「幸せになってA…私の親友泣かせたら許さないんだからね！！赤井君！！」ーー




もう一度聞こえた声にAは驚き隣の赤井を見た。
すると彼にも聞こえたようで目を見開いて固まっていた…

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