思い ページ15
リビングのソファーに座り、並んで座った二人…
重い空気にAはどうしたらいいか分からず困った顔をしながら話を切り出した。
『…沖矢さん、それでどうしたんですか？』
「…単刀直入に言います…もう会うのを止めましょう。」
『え…！何故！？』
「理由は話せません…ですが『嫌です！！』
Aは叫び沖矢に体を向ける。
『私は…沖矢さんと離れたくないです…』
「Aさん…すみません…ですが貴女を守る為に…」
『私…分かってるんです…沖矢さんが…本当は沖矢さんじゃないって事…』
「な…っ！」
その言葉に彼は両目を開いた。
『だって…大学院生だって言うけど、部屋の様子から教材が見当たらないし…時々口調が違うし…』
バレていたか、と内心溜息を吐く。そして諦めた彼は口調だけ戻して話す。
「分かっているのなら、何故避けない？本性を隠す人間なんて危険だと思わなかったのか？」
『……言わなきゃ分かんない？』
「っ！！」
その言葉はあの時あの人に言われた事と同じ…
そして目の前の彼女もまたポロポロと涙を流していた。
『好きだから…貴方の事が好きになったからよ！』
「A……」
あの時自分はそれでも一緒にいるのは危ないと離れた。そして彼女はその隙に組織に殺されてしまった…
今度また離れたら…もしかしたら組織は彼女を捕まえ、エサにするかもしれない…
そして用済みになったら…
それならいっそ近くにいて守ればいいのではないか…？
赤井は彼女を強く抱きしめ、意を決した。
「分かった…それなら俺が守ってやる。だから俺の傍から離れるなよ？」
『はい…はいっ！』
Aも縋るように彼の背に腕を回して抱きしめた。
暫くして二人は離れる。彼が彼女の涙を指で拭った。
「泣き虫だな…あの時も…」
『沖矢さん…』
「すまないA…今はまだ正体は明かせない…君の身が危なくなるからな…だが、全てが終わったら…その時は…」
『はい…待ってます…私待ってますね？』
「あぁ」
そう言って二人はまた抱き合いキスをした…
あれから時が経った……
小さな探偵はとうとう黒の組織のボスを突き止め、FBIと公安警察が協力して追い詰める作戦を立てる。
慎重に…念入りに…何度も会議を重ね、そしてとうとう計画が出来上がった。
「これで上手くいけば、黒の組織を壊滅できるね！」
「あぁ…長かったがいよいよだな。」
「抜かるなよ！！FBI！！」
そして3人は顔を見合わせニッと笑った。
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色 - 生々しくてでもそこが良くて、、、、この赤井推せる( ･ิω･ิ)✦ (7月19日 22時) (
レス) @page45 id: 9c759aa54d (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» 夢主ちゃんに近づくと完膚なきまでに追い返されるか、犯罪者なら存在を消される勢いで逮捕しますw (2019年6月16日 19時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - 降谷さんと赤井さんのカーレース絶対スピード違反してるわこれww それに降谷さんの協力者赤井さんの恋人……色々とすごいなぁ…ストーカー被害とかww恋人にww夢主ちゃんに手を出した奴がいたら…うんヤバいね相手が…… (2019年6月16日 16時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» 今までは降谷零を止めたり守ったりしてましたからね！今度は彼の番です！ゴリラ(降谷)より戦闘力高いですからね…(ガクブル) (2019年4月30日 8時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - シリアスで死ネタは大好きなので嬉しいですね！あそこで赤井さんを止める降谷さんが良すぎた……彼のこと良く理解してるようで…でも最後のは見つけた瞬間全速力で走ってきますねしかも無言で…怖すぎる…(ｶﾞｸﾌﾞﾙ (2019年4月30日 1時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九実
| 作成日時：2019年4月28日 18時
