再び2 ページ14
別の日、沖矢とコナンは町外れを歩いていた。
「ねぇ昴さんってさ」
「なんですか？」
「Aお姉さんの事…どう思ってるの？」
「そうですねぇ…」
少し考えた後、彼はニッコリと微笑んだ。
「特別な人ですよ？」
清々しい言い方にコナンは少し驚いた顔をする。
「で、でも…昴さんは…昴さんじゃ…」
「そうですね…いつかは明かさなきゃいけませんが…まぁそこはゆっくりと…ね？」
「そっか…」
その時、近くで爆発音がした。
コナンと沖矢は驚いた後、直ぐに走り出した。
爆発音がした場所に着くと、そこは廃墟ビルがあった。
そこに入り、階段を駆け上がる。
すると薄暗い一室にあの女が立っていた……
「「オールド・パル！！！」」
名前を呼ばれ彼女はゆっくり振り返る。
「…あら、あなた達またいたのね？」
「何故お前がここに！？」
「仕事よ？それ以上でもそれ以下でもないわ。」
「なんの目的で爆破なんて…」
「それはボウヤには関係ないわよ…」
そして彼女はスっと沖矢の方を見る。
「…久しぶりね、シルバーブレット…」
「…」
怪しく口角を上げたオールド・パルに彼はただ見つめるだけ…
「そう言えば…かなりあのお方の正体を分かってきたそうね？工藤新一君？」
「やっぱり俺の事も！！！」
「安心して？別に他のメンバーにバラすつもりはないわ？」
「何故…！」
「面白くないじゃない…小さな探偵さんに…組織がどこまで逃げられるのか…」
「くそっ！」
「でも気をつけた方がいいわ？…あまり出しゃばると…貴方達の周りの大切な人が危ないかもね…？」
オールド・パルが言うと、二人は顔色を変えた。
「じゃあね！」
「「待て！！！」」
彼女はクスクスと笑って窓から飛び出す。
二人は直ぐに駆け出し窓から外を見るが、そこにはもう彼女はいなかった……
「……赤井さん！」
「あぁ、事態は深刻だな…早く突き止めないと、周りに危害が及ぶぞ！」
「……蘭……！！」
苦い顔でコナンが呟いたのは命に変えても守りたい人…
そして赤井秀一は一人の女性を思い浮かべた……
その夜、沖矢は工藤邸にあの人を呼び出す。
インターホンが鳴り、沖矢が玄関のドアを開けると、そこにいたのは……
『こんばんは沖矢さん。』
「えぇ、こんばんは…すみません、突然呼び出してしまって…」
『いえ、いいんです。』
「立ち話もなんですから、どうぞ？」
『お邪魔します』
彼は彼女を招き入れ、リビングに入る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
色 - 生々しくてでもそこが良くて、、、、この赤井推せる( ･ิω･ิ)✦ (7月19日 22時) (
レス) @page45 id: 9c759aa54d (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» 夢主ちゃんに近づくと完膚なきまでに追い返されるか、犯罪者なら存在を消される勢いで逮捕しますw (2019年6月16日 19時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - 降谷さんと赤井さんのカーレース絶対スピード違反してるわこれww それに降谷さんの協力者赤井さんの恋人……色々とすごいなぁ…ストーカー被害とかww恋人にww夢主ちゃんに手を出した奴がいたら…うんヤバいね相手が…… (2019年6月16日 16時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» 今までは降谷零を止めたり守ったりしてましたからね！今度は彼の番です！ゴリラ(降谷)より戦闘力高いですからね…(ガクブル) (2019年4月30日 8時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - シリアスで死ネタは大好きなので嬉しいですね！あそこで赤井さんを止める降谷さんが良すぎた……彼のこと良く理解してるようで…でも最後のは見つけた瞬間全速力で走ってきますねしかも無言で…怖すぎる…(ｶﾞｸﾌﾞﾙ (2019年4月30日 1時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：九実
| 作成日時：2019年4月28日 18時
