28回目のストーリー ページ40
「よっ・・・ってなにしに、それよりもどうやって!?」
結構な距離を走ってきたんだけど・・・追いつけたなんて・・・・
「なにしに来たかは心配したから様子を見にきた。どうやってかは・・・勘で?」
「君なら、遠めに居るだろうって思ったら、あってたんだな。よかった。」と微笑んでみせた。
どうして、そうやっていつも気にかけてくれるの?勘違いして自惚れてしまう前に帰ってくれ。
・・・そんな願いも束の間、隣の座ってしまった。心臓が破裂しそう。
「綺麗って、どのくらいから見てたの?」
空に浮かぶ月を眺めながら問い掛ける。
「え〜っと・・・『いたっ』って辺りから。」
「なに!?つまり最初から居たの!?!?結構な距離あったはずでしょ!?」
「君は歩いてきただろう?オレは急ぎで走ったからさ。」
そう言ってるけど、息切れをしてる様子はない。確かに歩いてきたし、結構ゆっくり歩いてきたから、追いついたから休憩ついでに息を整えた、と。なるほど。
納得した。それに修行もしてるからラクショーってか。いいね、その身体能力分けてほしい。
「・・・からかわれたでしょ。特にマイキー辺り?」
「あぁ、でも先生が助け船を出してくれたよ。」
ハマトさんが・・・・
「なぁ、Aはオレに・・・オレ達に何かを隠してないか?
何か大きな物を背負ってるような気がするんだよ。いつか壊れそうで怖いんだ。」
ビクッと身体が跳ねる。図星だった。そんなに、悪い思い出でもないけど確かに辛いし苦しい思いもした。
「できればでいい。よかったら話してくれないか?
オレにも、背負ってる物を背負わせてくれ。力になりたい。」
・・・彼なら、彼なら大丈夫だろう。きっと、この辛さをわかってくれる。受けとめてくれる。
「わかった。話すよ。でも、けっしていい話じゃない。」
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これは、私がまだ幼くてエッくんやカーくんと出会う前の話。
母の故郷である妖魔界に住んでいた私は、幼稚園などの公共施設では気味悪がられていた。
その頃は、妖怪が人間を少しずつ受け入れていっている時期だった。だけど、始めのころだ。
8〜9割が信用してはいなかった。
「ねぇ、遊ぼう!」
と言っても誰も聞いてくれなくて、ずっと独りだった。いじめはなかったけど、多少の嫌がらせはされていた。
家のポストにゴミが入っていたり、父さんはもろ人間だったから手紙に死ねやら出ていけなど悪口が書いてある時がほとんどだった。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキャラ
入間くん
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みりん - 語彙力が凄い...小説上手いなぁ. (2021年7月3日 23時) (レス) id: c9dde3db76 (このIDを非表示/違反報告)
にぼし。 - 主人公の名前「ぴえんww」にしたわ。最高wwww (2020年8月15日 18時) (レス) id: 9787f9c2b0 (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - 初めまして!数少ないTMNTの小説をありがとうございます!私自身も占ツクの小説を書いていますが、すっごい大変ですよね…私は更新するのも精一杯です。お互い大変だと思いますがこれからも頑張ってください!! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 836564c349 (このIDを非表示/違反報告)
Adam - 続きが気になります!頑張ってください! (2019年3月20日 19時) (レス) id: 392992cf49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海矢 | 作成日時:2019年3月17日 21時