17回目のストーリー ページ26
「に、兄様、シュ、シュレッダーを呼んできて!早く!!」
「あ、あぁ!」
化け物が現れて焦っているのか、今までの余裕のあった表情は歪んでいた。
妹の方は、兄に指示を出したらあいつらと戦うのか武器を持ちに行った。
「で?何、アンタら、は、どう、したの。」
血まみれの身体で言葉は途切れ途切れになり、少し息苦しくなってきた。
「もうしゃべるな。」
ラファが言う。でも、今の私はきかない。
「何しに、来たって、きいてるん、だけど・・・?」
「シュレッダーを見にきた。偵察のようなものだな。」
いや、それ敵に言って言いのかよ。レオ。
「でも、これじゃあ目的変更だね。」
「そうだね!」
せっかく目的が分かったのに変更?一体何に変更されると言うんだ。
「ほら、行くぞ。」
レオは私に手を差し出す。私はその手を・・・
取ろうとした。
バンッ
という音と共に部屋に来たのはエッくんとカーくんだった。タートルズは何事だと、構えている。
それより、私、なんで彼の手を取ろうとしたの?本当は敵なのに・・・
「A、こいつらにやられたのか?」
エッくんがいつもより低い声で問う。
「ちがっ、これは・・・」
何もきこえてないの?なんで必死なの?前のあなた達はもういないの?私が知っているあなた達は、もっともっと優しくて周りを見て冷静だったのに。
「もう大丈夫だからな。」
カーくんは優しく言っているつもりだろうが、声は低く少し怖い。
私が何か言って落ち着かせようとするけど、なにもきいてくれない。きこえていない。だから、見てることしか出来なかった。タートルズは敵なのに、何故か傷つくのを見るのがつらい。
気付いたら「敵なのに」という言葉ばかり言っている。私は私自身に彼らが〔敵だ〕と言い聞かせている。
前に助けてもらった時が忘れられないの?なんで、気になるのよ。なんで、私はコイツらを庇う?
ナンデ?
アイツらト・・・エッくんとカーくんガ・・・戦ってル・・・止めナクチャ・・・
「A?どうしたんだ?」
エッくんは戦いながら私に向かって問う。
その時には、レオを狙っていた。
「だめェッ!!!」
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革ベルト
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入間くん
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みりん - 語彙力が凄い...小説上手いなぁ. (2021年7月3日 23時) (レス) id: c9dde3db76 (このIDを非表示/違反報告)
にぼし。 - 主人公の名前「ぴえんww」にしたわ。最高wwww (2020年8月15日 18時) (レス) id: 9787f9c2b0 (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - 初めまして!数少ないTMNTの小説をありがとうございます!私自身も占ツクの小説を書いていますが、すっごい大変ですよね…私は更新するのも精一杯です。お互い大変だと思いますがこれからも頑張ってください!! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 836564c349 (このIDを非表示/違反報告)
Adam - 続きが気になります!頑張ってください! (2019年3月20日 19時) (レス) id: 392992cf49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海矢 | 作成日時:2019年3月17日 21時