シュレッダーの義娘は亀に恋をした

１１回目のストーリー ページ16

―愛闇side―

「何処に行くんだ？」

と、カーくんが訊いてきた。言っていいのだろうか・・・

タートルズを潰しに行くと言ったら、カーくんはどういう反応をするだろうか？

怒る？心配する？それとも「私も行く」と言ってついて来るのか？

だが、ここで話さなかったら親友の名が廃るし、関係が崩れるかもしれない。ここは言っておこう。

「タートルズを探して潰すんだ。お父様の命令でもあるがカーくんが傷つけられたからね。」

「・・・変わってしまったのか？」

「変わった？」

私が・・・変わった？もしかしてフット団になったから？・・・フット団を辞めろって言う事？？

困惑している私にカーくんが説明してくれた。

「Aお前は昔、私たちと交わした約束があっただろう？」

約束？確か・・・エッくんとカーくんと私で・・・『離れ離れになっても悪に染まらない』だっけ？

あぁ・・・そういうことねぇ・・・私・・・

「私、約束を破っちゃったんだね」

「まぁな。だが、Aに逢えただけでいいんだ。私はAについて行こう。」

やっぱり・・・伊達に一緒に居ないからね・・・カーくんの言う事わかって来たわ。

「じゃ、ミュータジェンでタートルズをおびき出そう。」

「・・・あ、これか？」

「お、そうそう此処に置いて。」

―――――――――数時間後

「ミュータジェン見つけたよ！ゴーゴー！ニンジャゴー！！」

「おい！待て！！」

「案外引っ掛かるの速かったな。」

「そうね。」

カーくんには素っ気ない返事をしちゃったけど・・・まぁいいわ。フフフッ潰してやる！！！

「あいつ・・・Aか？！」

「それにあの時の妖怪もいるよ！」

何？今更？それに・・・妖怪？人の事言えないくせに！！！

「カーくんを傷つけた罪で・・・」

「逮捕ｓ((「甲羅をはがす！！」えー・・・」

ミケランジェロの言葉を遮り、怒りも込めて発言した。そこでカーくんが

「そこまでする必要があるのか？」

「そうだそうだ！」

そんなの決まっているではないか。

「私の気が済まんからな」

「何故こんなことをするんだ！！」

何故？それは自分で考えることが出来ないのかしら？？あぁ、所詮亀だしね。考えれないか。









「お父様の為だからに・・・決まっているでしょう？？！！」


そう。全てはお父様の為。

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