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051 青薔薇はどこだ ページ7

夜空「Aー!」

金木犀「叫んだってAは出てこねえだろ」

夜空「……っそんな事分かってる」

三日月を隊長とした部隊は今、厚樫山にいる

始めは椿寺に行っていたのだが、歴史修正主義者からもう一通文が届いたのである



首は、厚樫山に派遣する者に渡せ
又、我々に何か伝えたい事がある時も、その者に伝言させろ



白山「……」

その場の雰囲気はピリピリしているように思える

それはそうだ

何時間もここを歩き回っても、文に書かれていた溯行軍が見つからないのだ

青薔薇が攫われて5時間半が経過している

一刻も早く彼女を救い出さねばならないのに、何も出来ないこの時間が部隊に緊張感を与える

乱「A、きっと、大丈夫だよね……」

三日月「……来るぞ」

乱「え?」

その時だった

6人の背後で、雷が落ちたような音が響いた

6人は振り向き、剣を構えるが、そこは土煙で何も見えない

たっぷりと30秒ほどかけて土煙が消えて、そこを見ると剣の3人は息を吞んだ

残りの3人も、驚愕に表情を染めている

白山「……あなたは……」

なぜなら、そこに立っていたのは

『……やあ。初めまして』

青薔薇の剣を攫ったユージオだったのだから

三日月「なぜ人間が歴史修正主義者のもとに……」

『なぜって、それは僕の自由だろう?』

夜空「おい! 今すぐその姿をやめろ!」

乱「……どういう事?」

白山「……Aが何度も話していました。私を使ってくれた前の主のユージオ様は、亜麻色の髪で緑色の目をしていた、と

……あなたは、Aの大切な方に変装してAを攫ったのですね」

それを聞いたユージオは笑って続けた

『大正解! あの子のそんな言葉だけで気付くなんて、すごいね君。どう? 僕たちのところに来る気はない?』

金木犀「Aを返せ!」

『え、嫌だよ。あんな最高な剣、どこを探してもいないよ

流石、アンダーワールドにあった神器だね』

三日月「……そうか。では、斬るしかないな」

三日月の言葉に、5人は剣を抜く

『あの人には戦うなって言われてるんだけどなあ……』

ユージオはそう言いながらも、腰を低くして一瞬の隙も見せずに6人を睨むかのように見る

口元には笑顔も見える

相当な自信があるのだろうか

夜空「……っ」

長く短い1秒が過ぎて、全員が足を踏み込もうとした時

こんのすけ「皆さーん!!」

夜空「!?」

こんのすけが夜空の頭上から現れて頭に乗った

こんのすけ「大変です! 西暦2026年で謎の付喪神が現れました!」

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白(あきら)(プロフ) - 銀狼さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月13日 23時) (レス) id: 46e374d1c8 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - 続編おめでとうございます!いつもいつも楽しみにさせて頂いております!これからも更新頑張ってください! (2019年10月13日 10時) (レス) id: c5721a90b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白(あきら) | 作成日時:2019年10月13日 2時

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