084 結界 ページ40
燭台切「なるほどね……」
アスナ「皆に異変は無いと思うんだけど……」
加州「霊力って言っても、本丸自体にも霊力使ってるから、特定は難しいかもね……」
燭台切「んー……
なら、どんなことにどのくらい霊力を使ってるか、書いてみたらいいんじゃないかな?」
アスナ「そうね。書いてみるわ」
加州「へー、色んなことに霊力使ってるんだね」
アスナ「そうよ。本丸の現状維持とか、結界とかの他にも、政府に通信する時にだって使ってるのよ」
机の上に置かれた紙に記された霊力の使い道は、より多くの霊力を使う順に、箇条書きで丁寧に著されている
加州「この中のどれかに、何か異常があるんだよね」
アスナ「ええ、そのはずだわ」
3人が考え込み、しばらくの間無言が続いた
燭台切が何かを思いついたようにはっとして、アスナに声をかける
燭台切「主さんは、異物が入ったような違和感を持ったんだよね?
それなら、霊力を使った物に、本当に異物が入ってる可能性は無いかな?」
加州「確かに!燭台切ナイス!」
アスナ「でも、どれかは分からないよ」
燭台切「それを今から考えよう
まず、さっきからずっと違和感を持っているということは、今も継続的に霊力を使用してる物に限定できるよね」
燭台切が、指を1本立てて説明をする
アスナ「それじゃあ、可能性が大きいのは、本丸の維持と、結界……?」
その時、アスナの中で何かがピンと来た
加州「それ、どっちにしたって危険じゃない? 大丈夫?」
アスナ「……大丈夫じゃないかもしれない
2人とも、皆に戦闘準備と伝えて!
.
結界の内側に、敵がいるわ!!」
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白(あきら)(プロフ) - 銀狼さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月13日 23時) (レス) id: 46e374d1c8 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - 続編おめでとうございます!いつもいつも楽しみにさせて頂いております!これからも更新頑張ってください! (2019年10月13日 10時) (レス) id: c5721a90b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白(あきら) | 作成日時:2019年10月13日 2時