.+°あなたの恋人になりたい.+°【K.N】 (ページ2)

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学年末テストも終えて、

また今までみたいにAと登校するようになった。

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A「もうかず～！置いてかないでよ」

「おめぇさんが遅いんだろうがぁ、遅刻ギリギリだし！」

A「…ご、ごめんー！」

Aの寝坊で20分も真冬の朝に外で待たされたのにも関わらず

Aは全然家から出てこなくて

諦めて急いで学校に行ったら

途中で信号待ちしてる俺にAも走って追いついて、

ふたりして遅刻ギリギリで学校に滑り込んだ俺たち。

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こうやって俺が告白しても今まで通りに接してくれるA。

俺がAのこと好きだって信じてるのかよくわかんねぇけど

ある意味、こっちの方が俺としては嬉しい。

変に気を使うってこともないし

何より好きな子といっぱいお話できるしね！

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「てか、学年末テストの順位見た？」

A「あー…」

「どうだったのよ」

A「一応、順位2桁まで上がったけど…」

「え、Aにしてはすげぇじゃん(笑)」

A「Aにしてはって何！！(笑)」

「だって300番台しか取ったことないやつが…」

A「私だってやれば出来るの！」

「はいはい、で？」

A「えっ？」

「あまり嬉しくなさそうじゃん」

A「まぁ、ね…。あのね翔くんが13位だったらしいのね…。今まで3位以内だったのに…なんか申し訳なくて。。」

なんて話してるうちに、教室のある4階についてこの話は一旦中断した。

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んー、まぁ俺としてはね

翔ちゃんから学年一位取り返せたしAには感謝なんだけどなぁ…(笑)

なんてAに言えるはずもなくて、

俺の心の中にこの話は閉じ込めておくことにした。

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