俺の好きな人は姉ちゃんの旦那 青×桃

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桃side


そして全国大会が終わり先輩が引退した後からはほんまに関わりは無くなった


これでええんや


そう思っていたのに、あれから5年が経った日のこと


姉「望！紹介したい人がおるんやけど会ってくれへん？」

「ええよ！誰なん？」

姉「ふふっ、お姉ちゃんの婚約者！」

「え！？姉ちゃん結婚するん！？」

姉「あ！これまだおかんたちには内緒ね？今度家に挨拶来ることなってて、その日に正式にお願いするからさ」

「お、おん」


姉ちゃんからの急な報告に驚いたけど、最近幸せそうな理由はこれかと納得していた


そして報告を受けた直後に婚約者の人と会うことなってんけど


姉「あ！きた！流星！こっちこっち！」

「っ…！？」


姉ちゃんの呼んだ名前にビクッと反応してしまう


ちゃう。別人や。


そう願って振り向いたけど


「っ…！！！」


そこに居たのは俺が想像した人


藤井先輩やった


姉「あ！紹介するね！この人は…」

青「ふふっ、平気やで笑」

姉「え？」

青「望は俺の高校時代の後輩やから。な？」

姉「え？そうやったん？？あ、そういえば二人ともサッカー部！」


なんでそんなに普通なん？


俺はこんなにも驚いてるのに…


姉ちゃんに事情を説明してる先輩が不思議で仕方なかった


それと同時に、あのマネージャーとはどうなったん？いつ別れたん？


聞きたいことが多すぎるけど聞けない


そして、俺をまた悩ませる


これからは家族になる


避けたくても避けることのできない存在


もう、どうしたらええねん…

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