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チソンの肩がびくりと揺れる。長い間一緒にいるはずの僕らでさえも聴いたことないくらいの大きな声で、ロンジュンがそう叫んだまま立ち上がって、もう一度嫌だ！と言いながら部屋に走って行く。待ってもしかして泣い…泣いてた？
全員がまた静かになって誰も話せないままの部屋で、玄関が開いた音が大きく響いた。
「なんでこんなに静かなの」
「ヒョン、ロンジュニヒョン連れて来て」
「どこにいるの？部屋？」
『さっき走って行っちゃって』
「…泣いてると思う？」
『いや、わからないけど』
「でもいないと話せないんだよ」
お茶が飲みたいと言い残しながらロンジュンの部屋に向かって行くヘチャンを見ながら、何故かわからないままお茶を用意してテーブルに並べる。ついでにお菓子でもなんて思いながら探してみればチョコレートがあったけど、確かこれはヌナから貰ったやつだ。気付いてまた誰かがパニックになったら困る。
「俺はもう寝るんだってば」
「寝れなくなったら寝かせてあげるから」
「そんなのはいらない！」
「ロンジュナがいないと俺泣いちゃうから！」
何とかリビングまでロンジュンを引き摺ってきたヘチャンがソファーに座って、突然さっきまでおろおろとしていたチソンが、ゆっくりと手を挙げる。ジェミンにどうしたのと聞かれて、ごくりと喉の音が聞こえた。
「ヒョンたちは、知ってたんですか」
「そうだよ、ヒョンたちだけでずるいじゃん」
「だってまさかさあ、本当に言うとは思ってなかったし」
「ヘチャナ、それでどうだったの」
「何が？」
「ヌナが言われた時、ヘチャンは見てたんでしょ」
じわりと、何故か背中に汗をかいた。自分が言われているわけじゃないのに、何故か胸がバクバクと音を立てる。ジェミンはロンジュンのように叫んだりはしなかったけど、ずっと一緒にいれば分かる。いつもより少し低い声が、静かな部屋に馴染んでいく。
「それが、ヌナなんにも言わなかったの」
『なんにも？』
「もうぴたって固まって、マクヒョンが顔の前で手振っても動かなくて、俺怖くて見れなかったもん」
「で、ヌナ今何してるの」
「ドヨンイヒョンに引っ張られて部屋帰った」
『その、ジェヒョニヒョンは？』
「そう、！ジェヒョニヒョンも固まったんだって」
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yom(プロフ) - まやにゃむさん» ペーパームーンからずっと読んで頂きありがとうございます！🥲💖これから話が進むので楽しみにしていてください🫶🏻 (2022年7月12日 22時) (
レス) id: 0ce65e6476 (このIDを非表示/違反報告)
まやにゃむ - ペーパームーンからファンで読んでます！推しのジェと主人公ちゃんのこの後とってもたのしみです💖応援してます💖 (2022年7月12日 19時) (レス) id: 5e67e2a30a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yom | 作成日時：2022年6月22日 18時
