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その一言でぴたりと会話が止まる。あれ？どうしたの？という声にロンジュンがやっぱり大丈夫になった！と慌てて電話を切って、ヘチャンが大袈裟に咳払いをした。
「これって今、俺たちしか知らないよね？」
『チソンたちはまだ気付いてないよ』
「じゃあとりあえず、とりあえず俺たちだけで留めておこう」
「ヘチャナ、Aヌナのことよく見ておいて」
「ジェヒョニヒョンもじゃない？」
『じゃあ、そういうことで』
「あれ、ここにいたの？」
その声に全員で顔を上げれば、ヌナがいつものようにたくさんの資料を持ってこっちに歩いて来ていた。ロンジュンとヘチャンが隙間を開けて、「皆仲良いね」とヌナが笑う。
「Aヌナ、このあと予定は？」
「今待ち合わせしてて…あっいた」
ヌナが手を振った方向にはドヨンイヒョンがいて、じゃあまたね、寒いから気をつけてね〜とヌナは行ってしまって、4人揃って手を振って、また静かになる。ドヨンイヒョンはヌナと一緒に手を振った後、ぐるりと周りを見渡してからヌナを追いかけて行く。
『ドヨンイヒョン、気付いてるね』
「流石ヌナの保護者」
「Aヌナはやっぱり気付いてないね」
「でも俺たちが気付くなら、ヌナも気付くんじゃない？」
ジェノの一言で、またこの場が静かになる。「いや、それはない」とロンジュンとヘチャンの声が揃って、2人が顔を見合わせた。
「2人仲良いね」
「…とにかく、Aヌナはこういうことだけは鈍感だと思う」
「そうだよなロンジュナ、うん、まだ大丈夫」
「あ！いた！」
フロアにマクヒョンの声が響く。チソンが探してたぞと俺たちの肩を叩いて、何故か上機嫌なヒョンにちょっと微妙な顔をしていたヘチャンが、そういえばAに貰ったとチョコレートが配られて、一気ににんまりと笑う。
「マクヒョン、ヒョンはそのままでいてね」
「何が？」
「こっちの話〜」
セロハンを解いて、表面にハートが描かれたチョコレートを口に入れる。この愛が積もり過ぎたら、溢れたどれかはどこに行くんだろう。チョコレートみたいに、溶かしてひとつにしたらダメなのかな。
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yom(プロフ) - まやにゃむさん» ペーパームーンからずっと読んで頂きありがとうございます！🥲💖これから話が進むので楽しみにしていてください🫶🏻 (2022年7月12日 22時) (
レス) id: 0ce65e6476 (このIDを非表示/違反報告)
まやにゃむ - ペーパームーンからファンで読んでます！推しのジェと主人公ちゃんのこの後とってもたのしみです💖応援してます💖 (2022年7月12日 19時) (レス) id: 5e67e2a30a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yom | 作成日時：2022年6月22日 18時
