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You side







3人が寝静まった夜






「喉渇いた」





今日はたまたま満月の日

下界で迎える、2度めの満月








人間の姿で背伸びする

ああ、慣れない






地面に近い方が、安心するなんて
私も随分と猫の姿になれたもんだ







冷蔵庫というもの

あそこの中に飲み水が入っているのを
私は知っている





「む、ムル....あ、これだ水」




ジミンがいつもしているように、
ペットボトルの蓋を開けて飲む





はあ、スッキリする




人間の姿の時と猫の時と、随分味覚も違う

猫の時はキャットフードがすごく美味しく感じるし
人間の時は人間のものが美味しい









JM「ーーーー............!!!あなた誰???」



「..............!??」





そう、その瞬間は突然訪れる







しまった、見られた







暗がりの中

ダウンライトの薄暗い光だけが

私とジミンをぼんやり照らす









ジミンはといえば、
驚き過ぎて、ピクリとも動けてない



そりゃそうだ、身も知らない女が1人

裸で水飲んでたら誰だってビックリする








JM「え、ちょ、テヒョン!!ジョング」









まずい!!








「ーーーーー!!!..............にゃうん」







JM「...........え???」



「にゃうん(ジミン」









彼が体を動かして後ろを振り返った瞬間

猫の姿へと自分の体を戻した









足元にすりよる私を見て

ジミンは唖然として私を見つめる









JM「..............A」




にゃあにゃあ言って、すりよると

ジミンはゆっくり私を抱きかかえて
いつも通りぎゅっとしてくれる









JM「聞こえる??僕の心臓の音、バクバクしてるでしょ??寝ぼけてるんだよ、仕事のしすぎでさ.......
きっと寝不足だ、うん、そうだ、そうだよね」







たしかに彼の鼓動がいつもより早い
太鼓のようだ





申し訳ない


びっくりさせてしまった






運良く、夢か幻かと思ってくれて、
その日は免れた








ここの生活に慣れて隙を見せてしまった









おそらく拾ってくれていたのが彼じゃなけりゃ


私は今頃、動物小屋か、

なにかの実験施設に送られてたき違いない





そう



今後、それを深く感じることになる

9→←7



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minchim - (*^▽^*)さん» え!wほんとですか!わあーありがとうございます!褒めてもらえて嬉しいです!がんばります! (2021年7月31日 12時) (レス) id: 1703158a74 (このIDを非表示/違反報告)
(*^▽^*) - 面白すぎる。....めっちゃ好きですw。更新頑張ってください! (2021年7月30日 18時) (レス) id: fca88e3ef9 (このIDを非表示/違反報告)
minchim - プルコギさん» ありがとうございます!ぼちぼち更新頑張ります!! (2021年7月28日 12時) (レス) id: 032052949e (このIDを非表示/違反報告)
プルコギ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです! 更新頑張ってください! (2021年7月28日 0時) (レス) id: 419ed66452 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:minchim | 作成日時:2021年7月25日 20時

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