ただ、僕の名前を呼んで【JM】

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JM side





ガチャっと



遠慮がちに開かれるドア





振り返ると
大好きなその人が、
申し訳なさそうに下を向いて立っていた






オーバーサイズのTシャツに
スキニージーンズ
可愛いピンヒール






全部全部似合ってる




かわいい






JM「.........どうぞ、座ってください」



「........失礼します」






ソファの隣同士に、少し間を空けて腰掛ける




あーあこんなに好きで

こんなに近くにいるのに





片想いってだけで




キスもできない








JM「この間は......ごめんなさい、ビックリさせて」




手だって握りたいし




JM「困らせてしまって、その.......迷惑な話だと思う....急にその好きだなんて言われてもね」





ずっと触れてたいし





JM「僕、でもほんと君のことが」





それ以上のこと、だって









「あ、ああああのわ、わた、わたし！！！」




さっきまで黙ってた彼女が突然話し出したので

ぎょっとして顔を上げる





真っ赤だ

とってもかわいい









一回だけ

どうか


神様









「................んっ！！！」

JM「ふっ.......ん、あ、ごめんつい」









キス


しちゃった






まずい




まずいまずいまずい









どうしようつい

あ！！ユンギヒョンに怒られる









近くで見る君の顔

びっくりした表情



ダメだクる









離れなきゃ









今すぐ









JM「ごめんなさい。忘れて。」



「ジミンさ......！」



JM「だめだ、こんな狭い部屋で、
一緒にいたら...何するかわかんない」









早く出なきゃ




そう思って、ドアノブを握った瞬間


背中に感じた温もり









「行かないで.......好きです！！
あなたのことが、
とっても！！！！！」









僕の腰あたりにぐるっと回された彼女の腕







細い






細くてあったかい








彼女の腕をそっと掴むと、

更に力をこめて僕をぎゅっと抱きしめる彼女が可愛くて




可愛くて









半泣きで僕に行かないでと訴える声が



愛しくて









JM「............！！！」


「わっじみさっ！！！」









そのままソファに彼女を押し倒して
思いっきり






何度も何度も








何度もキスをした

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