remember me ページ6
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全て終わらせる為に、僕が選んだ結末。
僕から始まったんだ。
だから僕で終わらせたかった。
綺麗だったでしょ? 僕の... 赤い血。
皆を汚してしまうのが恐くて触れるのを躊躇った手。
だけど、もう大丈夫だ。
僕が、もう皆に触れることもない。
どれだけ洗い流しても落ちなかった、僕の手についた血。
今は僕の血に染まった手。
嘘ばかり、君についた僕。
でも、本当は言いたかった。
君を愛してるって、言葉。
僕がいなくなった世界で君は
僕を想い出して泣いたりするのだろうか。
僕がいなくなった世界で君は、新しい恋をするんだよ?
僕のことなんて... 忘れてさ。新しい恋を。
もういない人のことなんて考えたらダメ。
君は... 君達は未来を生きていくんだから。
僕のことなんて思い出したらダメ...。
矛盾が僕の中をぐちゃぐちゃにする。
僕を忘れて欲しくて...
でも本当は君に僕を覚えていて欲しくて。
僕が行くのはどっちだろう?
天国? それとも地獄?
僕はもう後悔してないから何処だっていい。
この身が千切れてもいい。
僕は僕の中に永遠に残る君を抱いて何処へでも行く。
例え其処が僕の天国でも地獄でも、もう僕は構わない。
もう恐いものなんて何もない。
愛を知らずにいたら、こんな思いはしなかった。
君と出逢わなければ、生きたいなんて思わなかった。
僕が恐かったのは、消えることじゃない。
僕が恐かったのは初めから何もなかったみたいに
皆の記憶から、僕が消えてしまうことだった。
僕から消えたのに、どうか僕を忘れないで欲しい。
そんな我が侭... 聞いてくれる筈もないよね?
苦しめたくないから、嫌な記憶なら消してもいいよ。
僕が人生で本当に欲しかったものは
人に愛された記憶と、誰かを愛した記憶だった。
言えなかった言葉が多かった。
もどかしい気持ちが強かった。
でも、こんなどうしようもない僕だけど
覚えていて欲しいんだ。君に。永遠に...。
君達と過ごした時間。
たった一瞬でも僕... 幸せだった。
愛してたんだ。凄く皆のこと、僕は。
生まれ変わって僕達
もう一度出会うことが出来たならその時は
もう少し僕も、素直に君に想いを伝えられるかな?
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シオン(プロフ) - Ravixさん» 最後までありがとうございました。 (2014年9月17日 20時) (
レス) id: bea34d76b6 (このIDを非表示/違反報告)
Ravix(プロフ) - シオンさん、お疲れ様でした。 (2014年9月17日 19時) (レス) id: bac7d4cb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シオン | 作成日時：2014年9月9日 1時
