wanting ページ41
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そう 呟いたホンビンの声が聴こえた。
でも僕は、瞳を閉じたまま ただ 君の声を聴いていた。
僕の髪に そっと触れる声。
僕の身体に 触れながら落ちてくる言葉。
何処か 愛おしそうで、でも何処か寂しそうなその声を
僕は、黙って聴いていた。
...何処行くんだよ。
ごめん。
何処見てるの?
...ごめん。
恐いんだ。
ごめん。
少し経つと、寝息が聞こえ始めた。
そっと瞳を開けると、僕を膝に乗せたまま
窓に寄り掛かるようにして眠る 君の姿があった。
僕は、眠る君の頬に そっと手を伸ばした。
出来るだけ優しく、触れた。その肌を汚さないように。
「...ごめん。ごめん、ホンビン。
全部、僕のせいだから。
だから君には...、知られたくない。
だから、僕を忘れて。
初めから、何も無かったみたいに。」
ごめん...。
僕が言えるのは結局、そんな言葉しかなくて。
僕が最後に夢を見たから、傷付けた大勢の人。
僕は... 後悔してるんだ。でも、もう遅いんだよ。
いくら今更後悔したって
僕はもう、戻れない道の上に立ってるんだ。
後戻りなんて、今更もう出来ないんだよ。
でも.. どうして僕だったんだろう。
もし、この運命が僕じゃなくて 他の誰かの運命だったら
僕は、皆と同じ道の上を歩けた?
闇はすぐ其処まで、もう近付いて来てる。
僕で終わりにしなきゃ、全部。
僕が、最後のページの主人公だ。
君の頬を、指先でそっと撫でた。
微かに開いた唇。
もうすぐ終わりなんだ、僕の人生。
だから...、僕からしてもいい?
そっと触れた、唇。
僕達のキス、初めてだね。ホンビナ。
よく眠ってるみたいだから、君は気付かない?
僕はずっと気付いてたよ。
僕の存在に気付いて黙ってる君にも、
僕は最初から気付いてた。気付いてて利用したんだよ。
僕、悪い奴だから。
離れた唇が少し恋しくて、その綺麗な寝顔を見つめてたら
瞳を開けた君と、目が合った。
HB「...それだけ?」
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シオン(プロフ) - てとらさん» コメントありがとうございます(*^^)もっとドキドキさせられるように作者も頑張りますwこれからも楽しみに待っていて下さい^^ (2014年7月11日 23時) (
レス) id: 81564c37e9 (このIDを非表示/違反報告)
てとら - 初めまして。何時も楽しみに拝読させて頂いてます。更新されるとドキドキしながら読んでおります。内容がエタニティの様で好きです(笑)これからも楽しみにしています。 (2014年7月11日 11時) (レス) id: 8e44ba414d (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 隅レオさん» コメントありがとうございます(*^^)そう言って戴けると作者も書き甲斐がありますwこれからも楽しみにしていて下さい^^ (2014年7月5日 23時) (レス) id: 81564c37e9 (このIDを非表示/違反報告)
隅レオ - この話の雰囲気、とても好きです！！ 主人公のミステリアスな感じが…主人公に何があったんだろうって…すごく気になります… これからも更新楽しみにしてます！無理せず頑張ってください！！ (2014年7月5日 18時) (レス) id: d54ea01e76 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 未来さん» こちらこそお久しぶりです(~o~)作者もVIXX好き過ぎて小説書いてしまいましたw作者はホンビンとレオが特に好きです。でも、エンもヒョギも好きですwww楽しみにしていて下さい:-)BTSもVIXXの小説もどちらも宜しくお願いしますね^^ (2014年6月23日 11時) (レス) id: 81564c37e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シオン x他1人 | 作成日時：2014年6月14日 0時
