恋を拾う。 (ページ8)

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流星との関係が変わって１週間が経とうとしていた。
この生活はずっと変わらないと思っていた。
けれど、変わったのは突然だった。

「ただいま」
「おかえり！」
「望、話があるねん、」

帰ってきて早々、話があると言ってきた流星は、いつもとどこか違って、不思議に思った。

「話って何？」
「…望、好き」
「へ、何いきなり……」

──望、俺の事…抱いてくれへん？

驚いて、固まっているとするりと首に腕が回って来て。キスをされた。
その顔は何故か泣きそうで、胸がザワついた。

「流星？どうしたん…？」
「……お願い、」
「…ほんまに、ええの？」
「おん、」

頷いた流星を見て、手を引いて寝室に向かった。
ベッドにキスをしながら優しく押し倒す。
見下ろした流星は、今まで見た事ないくらい色気があって。
たまらずに深いキスをした。

俺は、流星がずっと隠してた想いに気付けなくて。
その想いと、自分があまりにも子供だったと知ったたのは、次の日だった。

next.