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ベッドから立ち上がろうとしたら、望に後ろから急に抱きしめられて。
それだけで胸がうるさいくらい鳴っていたのに、向かい合わされて、驚いていたらキスをされた。
「はっ……」
「…っ、ごめ、」
唇が離れても、数秒固まってしまっていた俺を見て、焦って謝ってきた望。
それに全力で首を横に振って否定する。
「ビックリした…けど、」
「え…」
「嬉しかった…」
そう言うと、今度は正面から抱き締められて。
望の髪の毛が頬に当たってくすぐったい。
「すき、流星」
「……俺も、好き」
惹かれ合う様にキスをして、笑い合った。
その後、朝ご飯を2人で作って。
のんびりテレビを見て。
時々降ってくるキスに、幸せを感じる。
でも。
「…」
「どうしたん?」
「んーん、何でもない」
こんなに好きなのに。愛しいのに。
手放さなければいけない未来がある事が悲しくて、溢れそうになる涙を、必死に抑えた。
next.
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作者名:きー | 作成日時:2017年7月10日 23時