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「流星楽しかった?」
「おん。素敵な家族やね」
「ありがと。父さんも淳太も母さんもテンション上がっとったからなぁ」



すっかり俺の家族と打ち解けた流星は、母さんの一言により、泊まることになり。
俺の部屋に案内して、一緒にベッドに座ってそう聞くと、楽しそうに笑って。


流星を引き寄せて、そのまま倒れ込むと恥ずかしいのか、中々顔を上げてくれない。
つむじにキスをしながら、自分でも恥ずかしくなるくらいの甘い声で名前を呼ぶ。


「りゅーせ、」
「なん…」
「こっち向いて」
「…っ、」


そっとこっちを向いてくれた流星の額にキスをして、ぎゅっと抱きしめると、ゆっくりと背中に腕が回ってきた。



「流星と出逢えてほんまに幸せや」
「も…」
「ん?」


俺も…めっちゃ幸せ。

そう俺の胸に真っ赤になった顔を埋めながら、言う流星が愛しくて堪らなくて。


「あー…したい…」
「…っは?!」
「流星可愛すぎんねんもん!!無理!もう我慢出来ひん!!」


腰に回してた手を滑らせて撫でると、ビクッと身体が跳ねた。
その反応にさらに煽られて深いキスをしようとしたら肩をぐいっと押されて。


「のっ…ぞむ、待って、 」
「ん?」
「さすがに…あの、隣の部屋…淳太さんやし…、お父さんお母さんおるし…」



──明日…俺の家帰ってからじゃ…あかん……?


もう…こんな可愛い顔でお願いされたら叶わへん。



「そうやな、ごめん…」
「んーん…」
「でも、」


明日俺、抑えられんと思うから、覚悟しとって。
と耳元で囁く。
すると目を丸くして、はい…と恥ずかしそうに言った。

そんな可愛い可愛い流星を、抱き締めて眠りについた。



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作者名:きー | 作成日時:2017年7月10日 23時

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