あなたと恋を。

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土曜日なのに早く目が覚めてしまって。
家にいてもどこかそわそわしてしまって落ち着かない。
それなら出掛けてしまおうと思い、外に出た。

濱ちゃんのお店の前を通ると、丁度外の掃除をしていた濱ちゃんが、おいで！と言ってくれたのでお邪魔する事にした。


「えっ、今度一緒に来てくれるん？」
「おん」
「そりゃあ気合い入れて作らなアカンな！」


望くんと一緒に今度お店に来る、と伝えたら流ちゃん良かったなぁ、と自分の事の様に笑ってくれて。
やっぱり濱ちゃんは優しい。


「名前で呼んどるしなぁ、進展してるやん」
「…ん」
「会えるの楽しみや」
「ふふ」

コーヒーを１口飲むと、携帯が震えた。
画面に表示されたのは望くんで。


《こんにちは！昨日はありがとうございました。
とっても楽しかったです！！

昨日楽し過ぎて全然眠れなかったです(笑)
来週会えるの楽しみにしてます！！

小瀧》


何とも可愛らしい内容のメールが来た。
思わず可愛い、と声が漏れてしまって、頼んだサンドイッチを持って来てくれた濱ちゃんに笑われる。
(何でこうもいつも見られるんやろ……)


「来週楽しみやなー」
「……うん、楽しみ」


何作ろうかワクワクしてる濱ちゃんを見ながら、朝ご飯を食べた。



その後、ブラブラと街を歩いていると可愛い服屋さんを発見した。
ふらりと寄ると、可愛い店員さんがおって。


「いらっしゃいませ…？」
「？」
「お姉さんめっちゃ綺麗ですね！」
「ふは、店員さんもめっちゃ可愛いやないですか」

なんていきなり誉め合ってしまった。
そこから色々話して、あっという間に仲良くなって。新しい服も買えて大満足でお店を後にした。



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