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「ん…」
「あ、起きた?」
頭を撫でられている感覚がして、目を開けると望が笑っていて。
顔を見た瞬間、思い出してしまって恥ずかしくなって布団に潜った。
「隠れんといて?」
「やって…恥ずかし過ぎる…」
「流…めっちゃ可愛かった、」
すっ、と布団を捲られてちゅ、と音を立ててキスをしてきて、可愛くて仕方ない。
なのに──行為をしてる時の望に、その可愛さは無くて。
ただただ。
「望こそ…めっちゃ格好良かった…」
「……あぁーもぉー!!!」
ぎゅう、と布団の上からきつく抱き締めて、あんま可愛い事言わんといて!とちょっと怒られる。
訳が分からずに戸惑っていると、耳元でそっと囁かれて。
「………もっかいしたなる、」
「……っ、アホ…!!!」
ニヤニヤしながらそう言った恋人に、デコピンを1つ、お見舞いした。
その後2人でそのままのんびりしていると、帰って欲しくない、と熱の篭った視線と、甘えた声で言われて。
悩んだし、寂しかったけれど仕事だったから、家に帰ることにした。
「駅まで送る、」
「え、だいじょ──」
ぐい、と手を引かれて抱き締められる。
まだ服を着てない望の、肌が触れて胸がドキリと音を立てた。
「まだ一緒におりたいねん」
「…ん、ありがとぉ」
今度ちゃんと泊まりに来る、と言うと、楽しみにしとる!と嬉しそうな声が聞こえて。
そっと背中に腕を回して抱き着いた。
「…なぁ、流」
「ん?」
「腰、大丈夫?痛ない…?」
きゅ、と抱き締めてくる力が強くなったと思ったら、不安そうな声で聞いてきた。
「だいじょーぶ。ありがと」
「流が可愛過ぎて我慢出来ひんかったから…」
ごめん、と言いかけた言葉をキスで塞ぐ。
すると、目を真ん丸くして驚いていた。
「謝らんで。うち嬉しかったんやから」
「流…」
「望、好き。だいす……」
言いかけた言葉をキスで塞がれて。
段々と深くなるキスを受け止めた。
next.
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きー(プロフ) - rikさん» お返事遅くなってしまってすみません(;;)コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです(*^^)次回もそう言って頂けるよう頑張ります! (2017年7月10日 23時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - 凄く面白かったです。幸せな気分になれました。完結おめでとうございます。次回作楽しみに待っております。 (2017年7月7日 16時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
R.(プロフ) - きーさん» はい!待ってます!!無理せず自分のペースで頑張ってください! (2017年7月5日 7時) (レス) id: 9e4dd4c96b (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - R.さん» 読み返して頂いてるなんて…嬉しすぎます(;;)たくさん更新出来るように頑張ります! (2017年7月4日 22時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
R.(プロフ) - きーさん» はい!何度も読み返してはキュンキュンしてます!更新待ってます!! (2017年7月3日 0時) (レス) id: 9e4dd4c96b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きー | 作成日時:2017年5月17日 1時