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求める(桃×青) ページ18

ライブが終わった直後、汗を流したまま楽しそうに笑ってスタッフとハイタッチをする流星を見た瞬間、興奮した。

俺の姿を見つけ、駆け寄ってきた流星の腕を掴み、そのままセット裏の陰に連れていって。
不思議そうに俺を見る流星の唇を塞いだ。


「ぅん…の、ぞ……むっ…!」
「はっ…なに?」
「くるし……んんっ…」

俺を呼ぶ声も、苦しいと訴える声も全てかき消す様にキスをしていると、背中を叩かれた。
ようやく離すと、息を乱しながら、いきなりどうしたん?と首を傾げる流星を、抱き締めた。


「あー…すき、」
「っ!……ほんまどうしたん……」
「なぁ、流星……」



後で、部屋行ってもええ?
そう耳元で伝えると、俺が求めてる事が分かったのか、ビクッと肩を震わせた。


「……分かりやすすぎやって…」
「……あかんよな、ごめんな?」

するりと身体を離して、じゃあ、と戻ろうとすると。
腕を掴まれて、振り向かされて。
そして、ゆっくりと抱き着いてきた。
いきなりの出来事に驚いていると。



「こんな所で止められて……我慢出来る訳ないやろ……責任取って…!」
「りゅっ……!」
「望のあほ……!!」

ぎゅうと力を込めて、そう言った。
腕の中にいる恋人が愛しくて、可愛すぎて、おかしくなりそうだ。


「…おん、ちゃんと責任取る、」
「ん…」


こくん、と頷いた流星を、もう一度きつく抱き締めて、髪にキスを落とした。



ホテルに戻って、出迎えてくれた流星を抱き寄せて、キスをしながらベッドに倒れ込む。
シーツに散らばる髪、赤く染まる頬、乱れた息全てに興奮する。


「ごめん、優しく出来ひんかも…」
「ふふ、ええよ…ね、早く…」


するりと俺の首に腕を回して、魅惑的に誘ってくる綺麗な恋人の首筋に強く口付けた。



End.

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きー(プロフ) - あやさん» こちらこそありがとうございました!!全然まとまってないし、駄文ですみません(;;) (2017年5月13日 22時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - リクエストありがとうございました(^^)楽しくよませてもらいました(*^^*) (2017年5月13日 21時) (レス) id: 3079e7abbf (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます^ ^書きやすいようにアレンジや変更大丈夫です!よろしくです(^^) (2017年5月9日 18時) (レス) id: 3079e7abbf (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - あやさん» 女装デートですね!桃…ずいぶんと策士ですね(笑)分かりました!書かせて頂きます(^^) (2017年5月9日 18時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - 青はきっと溜めて溜めて、あるキッカケでわっと出ちゃうタイプだろうな、と思ったので書いてみました(*^^*)桃は年下の可愛いさを意識してたのでツボにハマったようでとっても嬉しいです! (2017年5月9日 18時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きー | 作成日時:2017年4月23日 9時

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