染まる(赤×緑) ページ14
「しげー？」
「んぁ？」
「ちょっと来てー」
楽屋で淳太に絡んでいたら、突然名前を呼ばれて。
ちょいちょいと、ソファーに座って手招きする神ちゃんの隣に座った。
「なしたん？」
「あんな、次の髪色どうしようか悩んどってな、」
「おん」
「しげの意見を聞こうと思ってん！」
と、ヘアカタログを広げてどれがええかな？と聞いてくる。
なんで俺の意見聞くんやろ……と疑問に思ったけれど、頼られた事が嬉しくて、真剣にカタログを見ながら考えた。
「んー…どんなんも似合うけどなぁ」
「えー…」
「黒髪もええしなぁ、茶髪も好きやしな…」
神ちゃんの顔見ながら、考えていたら急に顔を真っ赤にしたからビックリした。
「神ちゃん、顔真っ赤やで？」
「やっ、何でもない！」
「そうなん？……あっ！そうや！！赤は？」
「赤？」
真っ赤な顔した神ちゃんが可愛くて。
赤い髪も似合いそうやな、と思ってそう言うと。
「赤…そういやした事ないなぁ」
「見たい！どんな色も似合いそうやし！」
「…そっかぁ、じゃあそうしよ」
きーめた！と笑った顔を見た時ドキッとした。
何だか凄く、可愛く見える。
「ありがと！」
「どういたしまして…！！」
お礼を言い合うと、カタログを持って立ち上がって、鞄から携帯を取り出して、美容室に予約を入れていた。
次の日。
楽屋に入ると、そこには髪が真っ赤に染まってる神ちゃんがおって。
おはよ、と声を掛けると振り返って駆け寄ってきた。
「おはよ！」
「すげぇ！めっちゃ赤や！」
「ふふふ、やろ？……しげのカラーやね」
と、染めたての髪を掬って嬉しそうに笑うのを見て、昨日と同じ様に胸がドキッとして。
俺のメンバーカラーだと言う神ちゃんが、やっぱり可愛くて、愛しく感じて。
自分の気持ちを自覚した。
「可愛い、神ちゃん」
「っへ？！何？！」
「何か言いたくなってんもん」
へへ、と笑うと、もう…！と恥ずかしそうにする神ちゃんが、ずっと前から俺の事が好きだったのを知るのは、俺が告白をする、もう少し先の事。
End.
──────
初の赤緑を書いてみました……！
これを書いてたら、 神ちゃんが髪を赤にしたと言う情報が入ってきてとってもタイムリーな感じになりました(笑)
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きー(プロフ) - あやさん» こちらこそありがとうございました！！全然まとまってないし、駄文ですみません(；；) (2017年5月13日 22時) (
レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - リクエストありがとうございました(^^)楽しくよませてもらいました(*^^*) (2017年5月13日 21時) (レス) id: 3079e7abbf (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます^ ^書きやすいようにアレンジや変更大丈夫です！よろしくです(^^) (2017年5月9日 18時) (レス) id: 3079e7abbf (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - あやさん» 女装デートですね！桃…ずいぶんと策士ですね(笑)分かりました！書かせて頂きます(^^) (2017年5月9日 18時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - 青はきっと溜めて溜めて、あるキッカケでわっと出ちゃうタイプだろうな、と思ったので書いてみました(*^^*)桃は年下の可愛いさを意識してたのでツボにハマったようでとっても嬉しいです！ (2017年5月9日 18時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きー | 作成日時：2017年4月23日 9時
