気付く(桃×青) ページ1
「おはよー!」
元気いっぱい、いつものテンションで楽屋のドアを開けると、いつも返ってくるはずの声が無かった。
あれ、まだ誰も来てへんのか、とちょっと寂しくなってたらソファーの陰から何やら頭が見えた。
「ん?誰やろ?」
ぐるりと回って誰か確かめるとそこにいたのは。
「、りゅー……せい?」
大きい身体を小さく畳んですやすやと気持ち良さそうに寝ている流星だった。
(ほんまによー寝る奴やな、)
いつも気付いたら寝てる流星の寝顔は見慣れてるはずなのに、何故か目が離せない。
長いまつ毛に、頬にかかる髪、寝息で規則的に動く身体。
全てに惹かれる。
するりと手を伸ばして、頬にかかってる髪を退けると、綺麗な顔が、ようやく見れた。
嬉しくて笑ったら、身じろぐ流星。
「ぅ、ん……」
起こしたかと思って焦ったけれど、どうやらまだ起きていない、と安心した瞬間。
「んぅ……の、ぞ……む?」
「っ?!!」
「……ふぁ、ねむ…」
突然名前を呼ばれて驚き過ぎて、流星の髪を退けたままの状態で、固まってしまった。
その俺の姿を見て、ふふと笑って俺の手を取って。
「……望の手、何か安心する」
「っ……!」
なんて撫でながら笑って言うから。
こんなのずる過ぎる。
(──目が離せなかったのも、顔が見たかったのも、こんなに胸が高鳴るのも。)
「なぁ、流星?」
「…ん?」
「あんな、俺……」
──流星に惚れてもうた。
そう言うと、目を見開いて驚いていたけど、今まで見てきたどの顔よりも、一番綺麗な顔で。
「…俺も望に惚れてるで、」
と、言った。
握られた手を引いて、抱きしめる。
すると背中に手が回ってきて、それが凄く愛しい。
ゆっくり離して、頬を撫でると擽ったそうに笑った流星に、キスをしようとしたら。
「っちょ!!押さんといて!!」
「!?!!」
「……あぁ…2人ともすまん……」
ドアで照史としげが雪崩のように折り重なって倒れとった。
それを見ていた淳太が頭を抱えて謝ってきた。
「や……大丈夫やで?」
「ごめんなぁ、覗くな言うたんやけど…」
「「やって!気になるやん!!!」」
「2人とも?気になるやん!じゃないからな?」
淳太に怒られてしゅん、ってなってる2人を見て、笑ってる流星が可愛いくて。
「流星、」
「んっ……」
みんなにバレないように、こっそりキスをした。
End.
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きー(プロフ) - あやさん» こちらこそありがとうございました!!全然まとまってないし、駄文ですみません(;;) (2017年5月13日 22時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - リクエストありがとうございました(^^)楽しくよませてもらいました(*^^*) (2017年5月13日 21時) (レス) id: 3079e7abbf (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます^ ^書きやすいようにアレンジや変更大丈夫です!よろしくです(^^) (2017年5月9日 18時) (レス) id: 3079e7abbf (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - あやさん» 女装デートですね!桃…ずいぶんと策士ですね(笑)分かりました!書かせて頂きます(^^) (2017年5月9日 18時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - 青はきっと溜めて溜めて、あるキッカケでわっと出ちゃうタイプだろうな、と思ったので書いてみました(*^^*)桃は年下の可愛いさを意識してたのでツボにハマったようでとっても嬉しいです! (2017年5月9日 18時) (レス) id: fa663ad899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きー | 作成日時:2017年4月23日 9時