私と貴方の恋模様【藍沢耕作】

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「……ふふへ」

どうしても、さっきのぎゅうが まだ体に残っていて思い出すだけで……

「……ふふ……ふはっ」

顔がにやけてしまう

「心配してくれて……ｼﾞｭﾙﾘ」

おおっといけねぇ、よだれが……。

緋山「随分とご機嫌だね。もう藍沢呼んだからいくよ。」

「あ。はーい。」




いつものように いつもの店で 酒を交わす

白石 緋山 私 藍沢の順で座る


「あ、緋山。ちょっと耳貸して！！！」


緋山「ん？」


ソファーのところに行って 例のことを話す。


緋山「……なーるほど、うん。いいんじゃないかな。私も手伝う」

「本当？ありがとうー！助かる！」

緋山「可愛すぎるよ。その笑顔。」

「冗談はよしてよ、」

緋山「んふふー。」

白石「今日はお酒の巡りが早いね」

……確かに。もう顔がほんのり赤い

藍沢「烏龍茶お代わり。」

椅子へと戻り、飲むことを再開。

白石「っぱぁ……。美味しい。 それより、新海先生、しつこい！」

「あんたも巡るのはやいよ……。」

白石「Aの事をずっと言ってんの！」

藍沢「……」

緋山「あ、今ムッとしたでしょ」

藍沢「してない。」

緋山「嘘。してた！」

白石の愚痴、緋山の飲みっぷりを見ていて1時間後


「んへへ〜。もー1杯！！！！」

藍沢「A、飲みすぎ。もう終わりだ。」

白石「まあまあ、いいじゃないの。ね？緋山」

緋山「しらなぁい！ああ！！それより、A！藍沢が浮気してた！！浮気！」

藍沢「……」

「え？嘘でしょう。そなの？こーさく？」

緋山「JKに腕絡められて にやけてた！！」

「こーさくは浮気なんかしないし、してないもん！！……多分。」

藍沢「してない」

白石「そうかなぁあ？あ、この子だァ」

ベロベロになりながら 雑誌に指を指す白石

いいなぁ。可愛いなぁとか緋山達が言ってる横で 低い声で

藍沢「脳腫瘍がある、3.5cm。」

という一言。それだけで緋山、白石は酔いが覚めた

白石「そ、うなんだ……。」

「んあー！！あっつい」

氷を口の中にいっぱい入れて こくりと寝かける

藍沢「ほら、帰るぞ。」

お金を机に置いて その日はお開きにした


耕作におんぶされ 家に着くと 布団をかけてくれた

「ん。ありがとう。こーさ……く」


すぐに眠りについた。なのに、これだけは分かった

耕作の体温がゆっくりと伝わる、抱きしめられていることを。

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