No.79 ページ32
「贋物…」
戦っていた時よりも悍ましい殺気…
その目には憎しみや怒りが渦巻いており
エンデヴァーさえも後退った…。
「正さねば___…
誰かが…血に染まらねば…！」
「……ステイン…！」
「“
「お願い…！」
「来い、来てみろ、贋物ども。
俺を殺していいのは
「もう止めて！！！」
誰もが冷や汗をかき固まる中、
青海はそう叫びながらステインに抱きついた。
「______……」
「青海ちゃん…！？」
「もう、いい…もう、いいのよ。
これ以上、罪を犯してはいけない…
だって…あなたはヒーロー殺し以前に…
普通の“人間”なんだもの」
「………」
「……ステイン…？」
ふと、ステインから放たれた殺気が治る。
青海は顔を上げてステインの様子を伺うと
ハッと小さな声を上げ、ポツリと呟くように口を開く。
「気を、失ってる…」
「ハッ…」
その一言で安堵したのか、
轟と飯田は思わずその場に座り込んだ。
「！(肋骨が肺に刺さってる…！
この状態で戦っていたっていうの…！？)
……ありがとう…」
〜翌日・保須総合病院〜
「冷静に考えると…凄いことしちゃったね」
「そうだな。」
「十文字さん、あの時よく動けたね…
僕、なんだか怖くって…」
「私が動かなくても、
多分もう気絶しかけてたと思うわ」
各々、病院で治療を終え、
四人は同じ病室で安静にしていた。
「私はもちろん、みんなも…
殺そうと思えば殺せたはずよ。」
「ああ、俺らはあからさまに生かされた。
あんだけ殺意向けられて尚、立ち向かったお前達はすげぇよ。
救けに来たつもりが逆に救けられた。
わりィな」
「いや…違うさ、俺は____…」
「おおォ、起きてるな、怪我人共！」
すると、いきなり病室の扉が開き
グラントリノとノーマルヒーロー マニュアル
そして刃武が入ってきた。
「グラントリノ！」
「マニュアルさん…！」
「備さん！」
「すごい…グチグチ言いたい…が」
「あっ…す…？」
「その前に来客だぜ」
「「「？」」」
「保須警察署署長の面構犬嗣さんだ。」
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スート(プロフ) - ちかぱさん» コメントありがとうございます！93からズレていたようです…直しておきます！ご指摘ありがとうございました！ (2020年2月25日 9時) (
レス) id: 1c1bb3d8a6 (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - お話の93話がないですよ。 (2020年2月24日 23時) (レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
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