No.72 ページ25
〜職場体験2日目〜
「やはり、警備がスゴイですね…」
「うん。
みんなヒーロー殺しの件でずっとピリピリしてるからね。」
保須市では多くのヒーローが巡回していて、
どこか張り詰めた空気を曝け出していた。
「……(なんか、嫌な空気…)」
「今日は巡回が終わったら
そのまま社寮に戻るから
ちょっと早めに切り上げましょう。」
「はい」
これだけ張り詰めた空気の中、
犯罪を犯す人は減るだろうな…
そう思い歩いていた矢先、
「きゃぁああ！！
泥棒よ！！」
「「！」」
数メートル先で女性がひったくりに遭い、
辺りにその人の悲鳴が響く。
その犯人はこちらへと走って来ていて
2人は目配せをするとその犯人へと駆け出した。
「青海ちゃんは近辺の人たちの避難を！」
「はい！」
刃武はそう言うと
手からトンファーを取り出し
それを構えた。
「どけぇ！！」
「退くわけないでしょ！」
刃武備
“個性” 武創
体内から武器を創る！
簡単に言えば八百万の武器だけver！
因みに彼女は資格を持っているので
公共の場での“個性”の発動は許可されている！
「ぐあっ！！」
「現行犯だ。
運が悪かったね、警察だよ。」
「っ…！！」
「備刑事！
一般人の避難完了しました！」
「ありがとね！
さっ、大人しく署に連行されな。」
「……っ…」
青海が女性に奪われたバッグを渡す間に
あの犯人は応援に来た保須の警察に連れて行かれ、2人は顔を合わせると笑い合ってハイタッチを交わした。
その光景は今日の夕刊に掲載されるのだが、
まだ知らない彼女らは少し早めの昼食を食べに近くのファミレスへと向かっていた…
〜オマケ(夕方)〜
「“東京都保須市にて
泥棒を二人の警察が捕獲
その一人は雄英生だった！？”
って、えぇ！？
備さーん！！ちょっとこれ見て下さい！！」
「わー…堂々と出たね…
青海ちゃん、更に有名人？」
「うへぇ…また小言が増えるー…」
「あはは…、
相澤先輩か…まぁ、頑張ってね」
「他人事だと思って…！！」
ーーーーーーーーーーーーー
相澤「……また目立ってやがる…」
マイク「おお！？
青海ちゃんと…うお！備ちゃんじゃねぇか！
懐かしいなァ、おい！」
※二人と備は先輩後輩の仲(30歳と29歳)
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スート(プロフ) - ちかぱさん» コメントありがとうございます！93からズレていたようです…直しておきます！ご指摘ありがとうございました！ (2020年2月25日 9時) (
レス) id: 1c1bb3d8a6 (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - お話の93話がないですよ。 (2020年2月24日 23時) (レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
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