No.58 ページ11
「うっぜえなぁぁ…
________それ！！！」
BOOM
「爆破されたくない、もの！！」
『爆豪対十文字！
爆豪のラッシュが止まんねえ！！
けど十文字ちゃんも負けてねぇ！！
何なんだこのハイレベルなバトルはァ！！』
試合開始直後から爆豪の爆破と
青海の障壁がぶつかり合い、
辺りは熱気に包まれていた。
「そろそろ折れろやぁ！！」
「嫌だね！！
(これじゃあ埒が明かない…！
こうなったら…！)
「あ？！」
爆破を壁で防いでいては時間と体力の無駄。
そう考えた青海は壁を作り出し、
それに手を当てる。
するとその壁はみるみると姿を変え
やがてそれは一本の長い鞭となった…
「
「ムチだぁ！？」
『ぬぁあ！！？
なんじゃありゃ！？
壁がムチに変わったぞ！！
どうなってんだ！！？』
「正確には
壁を細かくして鞭のようにしてるの。
だから壁の強度はそのままに
攻撃に転じることができる！」
『チートじゃねぇか！！』
「ケッ！だったら最初っから使えや！！」
BOOM
「私なりの最終手段だったのよ！！」
BBBBB……BOOM
そしてそれで爆豪の爆破を打てば、
爆破は打たれた場所で起き
青海の所まで被害は出ない。
ニヤッと挑発的に笑う彼女に
爆豪も思わず好戦的な笑みを浮かべた。
『なんだなんだこの空気！！
これもう決勝並みじゃねぇか！！
準決で持って来てよかったのかぁ！！？』
『決勝でこれ以上出せばいいだろ』
『こいつァ、シヴィーー！！』
「さァ…こっからが本番だぜ、十文字！」
「ええ、最後まで楽しもうじゃないの！
これでラスト…というようにお互い構え直すと
同時に駆け出し壁の剣と爆破がぶつかり合い
辺りが光と爆風に包まれる…
「_____私の障壁は
どんなものでも通さないし壊せない。
それを、忘れたのかしら？爆豪くん。」
……風や光が治ると凛とした声が響き、
みんなの視線は凛々しく立っている青海に注がれた。
「クッソが…！」
「爆豪くん場外！
十文字さんの勝利！！」
『強い！！
強すぎるぜ！！
これにより決勝は
轟対十文字に決定だ！！』
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スート(プロフ) - ちかぱさん» コメントありがとうございます！93からズレていたようです…直しておきます！ご指摘ありがとうございました！ (2020年2月25日 9時) (
レス) id: 1c1bb3d8a6 (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - お話の93話がないですよ。 (2020年2月24日 23時) (レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
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