No.49 ページ2
切島と鉄哲の試合は
単純な腕相撲で切島が勝ち
何故か男の友情を見せつけられて一回戦が終わった。
そんな中、青海が向かったのは
麗日のいるであろう控え室だった…のだが、
「あら」
「お」
途中で次の試合に出る轟と遭遇した。
「次、緑谷くんとの試合だったね。
頑張ってね」
「…おー…」
「おー？どうしたの、元気なさげ。」
「…別に、どうもしねぇ」
そんな轟はどこか様子がおかしく、
青海は？を飛ばすも目を細めてジッと彼を見つめた。
「……初めての訓練の時、
私が言ったこと覚えてる？」
「？」
「“肩の力を抜いていれば、
自ずと見えなかったものが見えてくる”。」
「…反省ん時のか…」
「そ。
だから、そんなに力み過ぎていると
聞こえるものも聞こえなくなって、
見えるものも見えなくなるよ。」
「……忠告、か？」
「なーに、ちょっとしたお節介よ。
あと本気で戦いたいっていう私のワガママかな？」
「？どういう…
『そろそろ始めようかぁ！』
！」
「……さて！話は後にして試合始まるよ！
さぁ！行った行った！」
「……おう…」
2人の会話はプレゼント・マイクにより遮られ
青海は笑顔で轟を見送れば、
轟もいつも通り…とは言い難いが先ほどよりも清々しそうな顔つきとなって踵を返した。
「…十文字、」
「ん？」
「ありがとな」
「……私が言ったこと、忘れないでね。」
ーーーーーーーーーーーーー
『今回の体育祭
両者トップクラスの成績！！
まさしく両雄並び立つ今！！
緑谷
START！！』
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スート(プロフ) - ちかぱさん» コメントありがとうございます！93からズレていたようです…直しておきます！ご指摘ありがとうございました！ (2020年2月25日 9時) (
レス) id: 1c1bb3d8a6 (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - お話の93話がないですよ。 (2020年2月24日 23時) (レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
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