GOT7? ...I GOT7!

明日が来なければ ページ45

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一人、此処から動けないまま

簡単に整理出来ない頭を無理矢理整理して

部屋に入った。







薄明かりの中、布団探して

どうにか潜り込んで布団に包まる。







まだ、其処に感触を残す唇と僕の耳から離れない言葉。







ねぇ、マーク?

どうしてあんなことしたの?

僕達、このままでも良かったじゃん。

僕はこの距離が心地良かったよ。

だけど此処じゃ、僕は君を満たせなかったんだね。









恋愛がいけない訳じゃないのに

恋をしたことない訳じゃないのに

僕は今... 何に戸惑ってるんだろう?

僕は何を躊躇して ...進めないでいる?








混乱する頭は、答えをまだ一つに絞り切れない。









明日一日、僕に与えられた時間。

僕のことなのに、僕を残して進んでいく時間。









簡単に奪われる、僕の唇。

簡単に抱き締められる、僕の身体。









でも誰も、僕の心までは奪っていってくれない。

いっそもう...

何も考えられないくらい僕の心ごと奪っていってくれたら

僕は何も悩まず、その胸に飛び込んでいけるのに。









何故か冷たいこの胸は、それすらも躊躇う。

だから僕は誰も選ばずにいたんだ。

誰も傷付けたくなくて、僕も傷付きたくなくて...

なのに皆して、僕を揺さぶって壊してくから。









こんな僕...僕さえも見たことなくて混乱するんだよ。









だんだんと重くなっていく瞼を閉じれば

もう、明日が来てしまうね。







明日が来なければいいのに。

ホントに...明日なんて来ないでよ、...もう。








今日は誰の夢も見たくない。

だから静かに、僕を眠らせて。









MARK SIDE

君は僕があんなことを言うなんて

想像もしてなかっただろうね。

突然キスなんかして、君は驚いただろうね。

まさか僕が...って。









でも僕だって男なんだよ。

他の奴らに負けたくはないし、渡したくもないんだよ。









今迄守ってきたのが

ただのちっぽけなプライドなら

僕はもう、そんなもの捨てるよ。








だって僕が欲しいのはA。

ただ君一人だけなのに。








まだ唇に残る君の感触が

僕を包むその香りが

これ以上僕を惑わす。









答えは君がいい。









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