GOT7? ...I GOT7!

この関係を ページ42

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大して眠れないまま朝を迎えても、今日も練習がある。

余計なことは今、何も考えたくない。









色んなタイプのパフォーマンスを身体に叩き込む。

初めてのステージだからって

こんなもんかなんて言われたくないから

皆、必死に先生について行く。

先生が言うには、表情も大切な要素らしい。

僕、顔固くなってる?

最近、特に気に病むことが多くてさ。

なんて... 顔にはあまり出さないけど。









束の間の休憩時間。

体力の限界をとっくに超えている僕達には

まるで天国のような時間。









BB「ヌナ... 大丈夫? なんか元気ないね。」









壁に凭れ掛かっている僕の前に来たのは

いつも可愛いベムベム。









「...僕? 僕は大丈夫。ほら!」









と、少し笑って見せたけど

僕、今迄そんな顔してたのかなって少し反省した。

このくらいでへこたれてどうする?

これからもっと辛くなるのに。

ファンにこんな顔... 見せられるの?

見せられないでしょ?









私情は胸の奥深くにしまって

もう一度、気を引き締め直した。

こんなことくらいで弱くなるなって

自分自身に言い聞かせて。









気が付けば日も変わり、重い脚を引き摺って帰った。

宿舎は懐かしい匂いがした。此処が僕の家なんだな。

そう思ったら少し... 嬉しくなった。









最後にシャワーを浴びてリビングに向かえば

其処にはマークが一人、座っていた。








習慣のように

僕にホットミルクを淹れてくれるマーク。

いつも有り難くて、でも何処か申し訳なくて。








僕が"ありがとう"って言えば

微笑んでくれるその顔を見るだけで

また何か別の感情が、僕を支配して。









MK「明日が過ぎれば、もうデビューだね。」








珍しくマークから話す。

それは多分、僕を思って。









「あと二回眠れば、もう僕達は練習生じゃない。」









この間まで、早くデビューしたいって思ってたのに

どうしてだろう、今は。

明日が来なければいいと思った。









だってデビューしたら僕らこの関係を...

壊す勇気がなくなるような気がしてる。









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