分かってる ページ24
MARK SIDE
君の物音は、寝ていても気がつく。
寝てる時も、君のことばっか考えてる僕だから。
君が部屋を出て行って、そっと跡を追い掛ける僕。
リビングから声がして、扉の前で立ち尽くす僕。
遠くなる声に、重なる二つの足音。
扉を開けた僕の、進む足がその声のする方へ。
そしてまた立ち尽くす僕に、聞こえた言葉。
"...友達でしょ"
友達...か。
僕が一番聴きたくなかった言葉だな。
ずっと分かってたんだけど。
ずっと...聞けなかった言葉だった。
どうして僕...こんなとこにいるんだろう。
早く部屋に... 戻らなきゃ...
Jr.「聞こえてたでしょ? ヒョン」
わかりやすいくらい真っ直ぐで
だからこそ羨ましくて、ジニョンが。
MK「だったら何?」
Jr.「友達って一番遠いですよね。」
MK「...そうだな。」
Jr.「ヒョンは何とも... 思わないの?」
MK「でもそれで、僕が諦めると思う？」
ジニョンを残して、部屋に戻った。
思い出すのはやっぱり君の『友達』という二文字。
出来れば君の口からは一生聴きたくなかった。
そんな言葉... 耳に残って離れないだろ。
虚勢を張る僕の姿が酷く惨めで
辛くて、哀しかった。
言葉ってこんなに胸に刺さるんだ。
知らなかった。
出来ればそのままずっと
知りたくなかったな。
こんな痛みなんて。
Jr. SIDE
これが正解だなんて... 思ってる訳ない。
格好悪くたって、恥晒したって
どうしようもないことくらい、分かってる。
でも仕方ないじゃん。...好きなんだから。
綺麗じゃなくたって、好きなんだよ。
この心がいくら醜くたって... 好きなんだよ。
辛くて泣きたくなる。
苦しくて狂いそうになる。
ヌナを好き過ぎて、もうどうしようもなくなる。
どうして、期待さえ出来ない?
たった一瞬、たった一瞬だけでいいのに。
ヌナ...
本当はマークヒョンが好きなんでしょ?
分かってる、そんなことくらい俺だって。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 271人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シオン(プロフ) - もえさん» いえいえw歓んでもらえて何よりですwwwこれからも期待に沿えるよう頑張りますね (2014年9月10日 3時) (
レス) id: bea34d76b6 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - シオンさん» 主様わたし泣いちゃいますよ！！嬉しすぎます！！ほんっっとうに感謝です！更新楽しみにしてます(*^^*) がんばってください！ (2014年9月10日 0時) (レス) id: eda80240c5 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - もえさん» お久しぶりです(^^)また荒ぶっておられますねw実はもえさんの為に書きましたwww作者先月後半から体調を崩していて更新遅れましたがもう復活致しましたのでこれからはもっとマメに更新出来ると思います。期待に添えられるよう努力しますので楽しみに待っていて下さい^^ (2014年9月8日 0時) (レス) id: bea34d76b6 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - お久しぶりです！！！！主様！！天才ですか！！！← ダメだ、また荒ぶっちゃいましたww めちゃくちゃドキドキしました/// 更新焦らず頑張ってください！ (2014年9月7日 23時) (レス) id: eda80240c5 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - もえさん» wwwだいぶ荒ぶっておられますねwwwテレパシー届きました!!wwwご期待に添えられて良かったですw続きもお楽しみにw(*^ｰﾟ) (2014年8月16日 1時) (レス) id: bea34d76b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シオン x他2人 | 作成日時：2014年6月26日 20時
