GOT7? ...I GOT7!

ヌナじゃない ページ12

僕が此処に来て二日。

ようやく僕は、ちゃんと眠れた。

マークのおかげで。








まだ皆が起きてくる前に

シャワーでも浴びようと思い、服を脱いだ。






大した胸もない。お尻に丸みもない。

まるで少年みたいな体型だ。

...おまけに腹筋は割れてる。

我ながら呆れる... 僕は本当に女なのか?

でも、そんなこと考えたって仕方ない。

答えは簡単だ。僕は女だ。







朝から熱いシャワーを頭から全身に浴びた。

眠気を取っ払うにはちょうどいい。







風呂上がり、脱衣所で下着を穿く。

これまた可愛らしさの微塵の欠片もないボクサーパンツ。

その上にスキニー。

上は一応スポーツブラ。無い胸だけど一応。

最後にTシャツに、袖を通して... その時







ｶﾞﾁｬ...






気付いた時には既に遅し。

目の前にいるのはジニョン。







どうして君が、此処に居る?






「...何? トイレ? シャワー?」






扉の前で動かないジニョンに、僕はそう言って

手に持ったTシャツを再度改めて着ようとした。

でもその手をジニョンに掴まれた。

後ろ手にドアの鍵を閉めたジニョン。







ジニョン... 何... 考えてる?






「何? 何の用?」






ジニョンの手から逃れようとしたら

逆に捕らえられて抱き締められた。







身動きが取れないまま、首筋に掛かるジニョンの吐息。

僕を抱き締めるジニョンの手は、思ったより大きい。







「何するの、ジニョン。」







身体を捩っても抜けられない。

君はやっぱり男の子だ。僕の力では適わない。








Jr.「いくら男みたいでも、やっぱり女の子だね。」






「ジニョン...。」






Jr.「A。」






いつもはヌナと呼ぶのになんで僕の名前を...






Jr.「たった数ヶ月しか変わらない。

　 マークヒョンはヒョンだけど

　 ヌナはヌナじゃない。」







「...じゃあ、なんで皆の前では」







僕の質問には、答えないまま






Jr.「早く着替えて。僕がシャワー入れない。」






そう急かされて着替えた僕は

ジニョンに追い出されるようにバスルームを出た。






...一体、何考えてるんだろう。ジニョン...。







MK「どうかしたの?」






なんて考えてたら、目の前にマーク。

もしかして、僕達の話 聞いてた...?









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