青い空間。 32 (ページ10)

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N side

『ピピッ...』
潤「37.7か...リーダー、今寒い？」
智「んっ...」
翔「まだ上がるか...」

俺と相葉さんが持ってきた看病グッズを駆使してもなお、上がり続ける大野さんの熱。

翔「今マネがすぐ近くのホテル手配してくれてるけど、下手に動かない方がいいかもね。」
雅「そうだね、外も暗いしね。」なんて話す2人の声にポロポロと涙を流す姿は見ているこっちも辛くて
智「めん、さぃ...」とブランケットを頭から被って謝り続けるその小さな身体に思わず駆け寄った俺は
「謝らないで？大野さんは何も悪いことしてないんだから。」って優しく宥めながらしばらくそっと抱きしめることしか出来ずにいた。

そんな時
雅「ねぇ、せっかくだからさ、ここより広い楽屋借りて、みんなで久しぶりに朝まで雑魚寝しない？」なんて突然突拍子もないことを言い出した相葉さん。

何が『せっかくだから』なのか全く分かんないけど
翔「それいいねっ！一回マネに相談してみよっか＾＾」
潤「俺聞いてくるよ＾＾ちょっと待ってて？」ってみんな意外と乗り気だし、どんどん話が進んでくから、俺はそんな展開に戸惑いつつも、隣で荒い呼吸を繰り返す大野さんの胸元を撫でながら
「もう心配ないよ。大丈夫だからね...」と何度も呟いていた。