青い空間。 32 (ページ21)

今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:24,267 hit

5 ページ21

A side

智「まつにぃ...」
松「ん？どした＾＾楽屋行けるか？」
智「...ん。」
松「じゃあ今日はこれで行くか。よっこらしょ！」
智「ぇ、ちょっ、うわぁっ！」

大ちゃんが車から出られなくなって10分後、隣で小さく名前を呼んだだけですぐに反応し、まだ十分に歩ける状態じゃない事も全部分かった上で大ちゃんを軽々とお姫様抱っこした松兄。

そしてそのまま車を降りると
松「お前らもついてこいよ～＾＾」と僕たちに向かって笑いかけ
智「ちょっと、恥ずかしいよ...」って照れながら肩口に顔を埋めた大ちゃんにも動じることなく
松「はい、嵐5人入られま～す！」と廊下に居たスタッフさんもびっくりの声量で挨拶しながらスタスタと歩いていき
松「大丈夫か？息苦しくないか？」って時折大ちゃんの様子も見ながら、スタジオに一番近い楽屋まで連れていってくれたんだ。

それから楽屋の中に入って一番奥のソファーにそっと大ちゃんを降ろし
松「じゃ！またあとでな＾＾」と風のように僕たちの前から去っていった松兄。

その後ろ姿を見届けながら
潤「何だったんだ今の...」
翔「まぁ無事ここまで来れたんだし、良かったんじゃね？」
ニ「結構な大声出されて、だいぶ恥ずかしかったですけどね。」なんて話してた僕たちは
智「...ふふっ＾＾」って小さく聞こえた大ちゃんの笑い声に顔を見合わせ、ホッと胸を撫で下ろしていた。