青い空間。 32 (ページ19)

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N side

智「ん～...なんでっ...」
雅「お～ちゃん、焦らない焦らない。大丈夫＾＾もうちょっとここで休も？」

潤くんから渡された頓服を飲んで30分。
いつもなら落ち着いてもいい頃なのにまだ手の震えが治まらなくて焦り始めた大野さんは、隣にいる相葉さんに縋るように抱きつき
智「どう、しよっ...おくれ、ちゃう...」と目を潤ませていた。

そんな大野さんの肩にサッと自分の着てた服を掛け
潤「ちょっとぐらい遅れても大丈夫＾＾だって今日のゲスト松岡くんだよ？」と背中をさすりながら話しかけた潤くん。

智「でもっ...」と不安そうな大野さんに近づき、目の前にしゃがんで
翔「『しゃーねーな！』って笑って許してくれるよ＾＾」とモノマネを交えながら微笑む翔さんも優しく頭を撫でていて、その雰囲気に安心したのか手の震えもだんだん治まってきたんだ。

そして15分後には
智「ふぅ...いく。」って相葉さんからそっと離れて立ち上がれるまでになって
潤「行ける？じゃあ行こっか＾＾」と潤くんに手を引かれながら車に乗った大野さん。

それでもまだ少し不安なのか
智「手、いぃ？」
雅「もちろん＾＾」って移動中は隣に座った相葉さんの手を離さなかったけど、たわいもない話をしてく内にだんだん表情も和らいできたんだ。

それから20分後
潤「...よし。着いたよ＾＾」と無事に局の裏口にある駐車場まで着いたけど
智「ちょっと、まって...」って緊張で身体が強張り、車から出られなくなってしまった大野さん。

『このまま帰宅』って選択肢も頭を過るくらい顔色も悪くて、どうしようかと思っていた時
松「お～い！お前ら～＾＾」
そんな『救世主』の声が聞こえてきたんだ。